歯科・口腔外科

歯周病にかかる犬が増えています。

歯周病にかかる確率は、実は人間よりも動物たちのほうが高いことをご存知だったでしょうか。歯周病になると、口臭がひどくなるだけでなく、内科的なトラブルにも発展しかねません。 犬は、人間とは歯やあごの構造が違う上に歯や骨もかなり薄いので、治療も実にやっかいです。たかが歯の治療と思いがちですが、場合によっては骨を削る手術になることもあり、そうなると生死につながる大手術になることさえあります。症状が気になり出したら、早めに診療を受けられることをお勧めします。

歯の治療が必要になる前に、予防を。

歯の治療と聞くと、どうしても人間の歯科治療と同様に考えてしまいますが、動物の場合は、頭も小さく、歯を抜くことすら大手術となりかねません。そのため、Hamilza動物病院では、歯科についてはとくに予防医療に力を入れています。 子犬からの歯科検診や、医学的に正しい歯磨きのやり方の指導などを通じて、歯を抜かずにすむケアを大切にしています。診療時には治療とともに、ワンちゃんの歯周病予防のために日常生活で気をつけてあげてほしい点のアドバイスや指導も行っています。

乳歯検診・永久歯検診

「歯やしつけについて、こんなにいろいろアドバイスしてくれる病院は他に知らない」と飼い主さんによく言っていただきます。また、子犬の「乳歯検診」についても「犬にもあるんですか?」とよく驚かれます。実は犬も人間の子どもと同様に乳児期からの歯科検診はとても大切です。犬は1歳までで、人の17歳位まで急激に身体もココロも成長します。そのため、毎月の健康診断と歯科検診を受けることが理想的です。 この時に来院しておくと、動物病院を怖がらないようになる訓練にもなりますし、身体や歯の成長に異常が無いかを早い段階でしっかりチェックしておくことができます。また、行動学に基づいた自宅での遊ばせ方や事故の防ぎ方のご指導もさせていただきますので、成犬になった時の健康につながります。

「歯科検診」は、5つのタイミングを目安に。

  • 1ワンちゃんが家にやってき時
    子犬をペットショップで購入された場合、ワクチン予定日まで外に出さないようにショップで言われたとおっしゃる飼い主さんがおいでですが、その日まで待たず、ワンちゃんが家に来たらすぐにご来院ください。 子犬の身体とココロの成長に通じた専門家である獣医師が、子犬をよく観察した上で、その子に一番あった育て方をお教えします。大切にすべきことは、その子犬によって全然違います。ごはんの食べさせ方やトイレ、遊ばせ方ひとつで、あごの成長や歯並びが変わってしまいます。不適切な遊ばせ方は、あごや歯の成長をさまたげたり、永久歯にまで悪影響をおよぼすため取り返しがつきません。事故予防のために子犬の時期からハウスで寝させる方法など、犬を飼う上で大切な知識をいち早く知っていただくことが重要です。歯科検診ともに、詳しくアドバイスいたします。
  • 2生後2~4カ月(乳歯期)
    この時期の歯科検診・治療は、特に当クリニックの得意分野です。あごの形はどうか。乳歯がすべて生えているか。本数や位置は正常か。乳歯が折れていないか。入念にチェックいたします。また、乳歯が折れている場合、あごに眠っている永久歯に菌が入ることがあります。人間の子どもの乳歯の虫歯を、どうせ生え変わるからと放置しておいて大変なことになってしまうのと同じです。折れていると思ったら、すぐに検診を受けましょう。 この時期の子犬の遊ばせ方は、異物を飲み込んで腸に詰まることにつながったり、歯並びやあごの形を左右しますので、正しい遊ばせ方もご指導します。
  • 3生後5~8カ月(混合歯列期)
    この時期の検診は、乳歯から永久歯への生え変わる大切な時期です。成長がめざましい時期だけに、月に2回は来院しましょう。この時期は人で言えば“思春期=小学高学年~高校生”に相当し、子犬らしさが少しずつ消え、身体もどんどん大きくなり、歯も乳歯から永久歯に変化していく時期。成長期の骨の異常が出ることがあったり、活発になるため思わぬ事故も増えるためです。 乳歯が残っているのに横に永久歯が出だしたら、すぐにご来院ください。歯の数が合わない時は、永久歯があごの骨の中で外に出られない「埋伏歯」の可能性があります。歯が外に出ていないことに気づかず放置してしまうと、未熟な歯が骨の中で腫瘍化することもあります。そのような埋まっている歯を出す治療や歯科矯正も、歯科を得意とする当クリニックでは可能です。 また、この時期に、病気の予防や願わぬ妊娠を防ぐためにも、避妊や去勢手術といわれる手術をするのがお勧めです。雄は睾丸摘出手術をしたり、雌は子宮と卵巣を摘出します。
  • 4生後8~12カ月
    ずいぶんと身体も大きくなって、成犬に近くなっていますが、生後12カ月ぐらいまではまだまだ歯の神経は成長して、歯の根が閉じていません。硬すぎる物や飲み込みそうな物はかませないように、飼い主さんが正しい知識を持っておもちゃ選びをしてワンちゃんの大切な身体や歯を守ってあげてください。歯の生育具合をチェックするとともに、この時期のココロの成長に大切なことをアドバイスいたします。
  • 5生後12カ月以上
    年に2回は、「健康診断&歯科検診」にご来院ください。ワクチン注射に加えて、もう1回ご来院されることをお勧めします。 この時期の遊ばせ方は適切ですか。肥満になっていませんか。歯磨きおやつは、盲信しないこと。人間の歯磨きガムと同じレベルのものですから、きちんとした歯磨きが欠かせません。また、歯磨きをしているからといって、歯医者さんの歯科検診を受けない人もまずいないはず。ワンちゃんには、ぜひ歯科検診を受けさせてあげてください。 当クリニックでは、アメリカ獣医歯科を基礎から学んだ院長をはじめスタッフ一同、皆さんの犬のお口の中を一生守れるように、ケアやご指導をさせていただきます。ぜひご活用ください。

犬の玩具は、人間が噛んでも大丈夫なものが基準です。

犬の歯のエナメルは実は、人間の3分の1位の硬さしかありません。しかも、人間のように上と下の歯がかみ合う形の歯ではなく、ハサミのようにすれ違う歯の形なのです。そうなると、犬の歯を痛めない玩具の基準は「人間が噛んでも、歯を痛めない硬さ」がお勧めです。そうでないと、大切な歯を折ってしまいます。 牛のひづめや豚の耳などは、歯を丈夫になど決してしません。硬いものを与えていると、歯を折らなくても、歯を支えている歯根膜という歯の衝撃を支える部分が炎症を起こして癒着し、歯が悪くなっても抜歯さえもできない、つまり治療ができない状態になってしまうことさえあります。

ぬいぐるみやボールを与えるのも、やめましょう。

子犬の時期は、ぬいぐるみを与えるのはやめておきましょう。なぜなら、噛みちぎって食べてしまったり、ぬいぐるみを噛みしめる癖をつけると、人の体を強く噛んでしまう癖がつくことがあるからです。また、音の出るボールなどは、おへその部分をよく噛みちぎって食べてしまい、胃の中で胃酸によって硬くなってしまいます。そんなボールも与えてはいけません。

食いちぎることのできない安全な玩具をご用意しています。

これらの安全基準を満たした玩具を、当クリニックの受付や通販サイト(まもなく開設予定)にて、使い方ガイド付き(通販サイトのみ)で販売しています。ワンちゃんには、玩具で歯を折ったりすることのない安全に遊べる玩具を与えてあげてください。
  • ビジーバディ ツイスト
  • フードを入れて、噛む欲求を満たしながら知育できる玩具です。
  • ガジィー バトン
  • ガジィー トレジャー
Hamilza動物病院

〒662-0928 兵庫県西宮市石在町10-26(用海筋沿い、東三公園斜め前、東町バス停前)

TEL:0798-20-7007

受付時間は診療時間内となります(下記参照)

〈車でお越しの方〉

●駐車場は医院前に2台分のスペースがあります。
満車時は病院前通り(用海通)・病院より北側(日本盛本社の斜め手前)のコインパーキングか、周辺の有料駐車場をご利用ください。
駐車場の券をご提出くだされば、1時間分の駐車料金をお出しいたします。受付で駐車場券をご提示ください。

●もしくは、携帯電話番号をお聞きしますので、公園前にて待機いただく形でお願いいたします。(受付までお申し出ください。TEL: 0798-20-7007

〈運営企業〉

会社名:株式会社 One colza(ワンコルザ)
本社:兵庫県西宮市越水町12丁目11番203
設立:2022年11月17日
事業内容:動物病院の運営等
代表者:渡辺一菜

診療時間(予約診療)
診療&手術
9:00~12:00
 
診療&手術
13:00~18:30
手術&処置
15:00~18:00
診療
18:00~20:00
診療時間(予約診療)
診療&手術
9:00~12:00
診療&手術
13:00~18:00
  手術&処置
15:00~18:00
一般診療
18:00~20:00

・診療受付は、終了時間30分前までにお願いします。

・火曜日から土曜日は、当日予約することが可能です。日曜日は当日予約不可となります。

休診日:月曜・祝日


◎日曜日は早朝診療に変更になることがあります

当院の新着情報ブログや公式ライン、Hamilza動物病院のFacebookページ等でご確認ください。
またグーグルカレンダーでも変更については記載しております。
※日曜だけ当日予約が難しい場合があります。

予約診療でお待たせしません
新型コロナの対策として完全予約制になっていますのでお気をつけください。
予約診療の時間は上記の通り設定しておりますが、手術が優先となるため、ご予約のお電話をいただいた際に、手術の終了予定時間をお知らせして、ご来院いただく時間を決めさせていただきます。
予約診療に変更したため、朝から麻酔して処置や手術もしています。
近くの夜間救急動物病院ご紹介
当クリニックは、夜間の診療は行っておりません。診療時間外は、夜間救急動物病院をご利用ください。
その際は、必ず電話してから向かっていただくようお願いします。
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