うさぎの食べ物
うさぎにとって一番大切な食べ物は、高繊維・低カルシウム・低たんぱくなものです。さらに、長さのあるものが良いでしょう。たとえば、チモシーなどの稲科の干し草がいいでしょう。アルファルファなどの豆科は高たんぱくで、高カルシウムなのであまり良くないと言われています。
その次に大切な食べ物は、ソフトタイプの小粒のラビットフードです。(高繊維で、低カルシウムのものが多いです)奥歯で噛ませることが大切です。固いものは丸のみしてしまうので注意してください。
野菜は、全体の食事の10%以内に。
うさぎは幼い時に食べたものしか食べないことがあるので、小さな頃の食習慣が大切です。病気をした時の流動食や補助食に使えるので、野菜の味は覚えさせておきましょう。ただし、豆は高たんぱくなのであまり良くありません。おイモは高炭水化物で△。低カルシウムの野菜を食べさせてあげましょう。
にんじんやブロッコリー、アスパラガス、セロリなどは繊維は多いですが、干し草の代わりにはできません。葉物野菜は、水分が多くて栄養が少ないので、水分で満腹になって栄養不良のうさぎさんになりやすいのです。とくに、学校のうさぎは野菜中心になりやすいので要注意です。
たんぽぽ、よもぎも悪くありませんが農薬の心配があったり、季節によっては手に入らなくなるので、ある程度入手しやすいもののほうが良いでしょう。
あげないほうがいいもの
おやつのあげすぎで、栄養バランスをくずじ、具合の悪くなるケースが多く見られます。でんぷんと糖分過剰で、子うさぎなら死んでしまうこともあります。高カルシウムは結石もできやすいので良くありません。
・硫酸カルシウムでできた噛りん棒(あげてはいけません)
・クッキー
・ドライの果物(油の取り過ぎになります)
基本の食事例
干し草を24時間食べられるようにする
+ソフトタイプの小粒のラビットフード
(理想の目安は体重2.5キロにつき1/4カップ)
重さにして干し草1:ラビットフード1と覚えてください。
ラビットフードを4時間くらい入れないで、干し草を食べさせる習慣をつけるのも良いでしょう。
+おやつとしての楽しみに、野菜10%程度(ねぎや豆以外)
ただ、一般的にうさぎの好みは、
1.市販のおやつ
2.野菜
3.干し草
4.乾草
のようです。好きなものと体に良いものは、人間の世界でも逆になりがちですよね。注意してあげてください。