先日、このブログを読んでくださっているチワワさん5歳の歯の処置をしました。
2軒の動物病院で獣医さんに歯は綺麗と言われましたそうです
歯肉炎=歯肉いわゆる、歯茎に歯周病菌で炎症をおこす病気
歯周炎=歯を支える顎や頭の骨等が歯周病菌で腐る病気です
飼い主さんも、歯肉炎は歯茎が赤いので判ります。
でも、問題は歯周炎です。
そこで復習
歯の検査基本は
プローブで歯周ポケットを測定したり、歯の生えている骨の減り方をチェックすることです。
動画で見たい方はこちら!
さてこのチワワさんの
歯のレントゲンは?
下の前歯と犬歯と、前臼歯ってのが撮影されています。
骨の白い部分が、まさに骨!
骨の真ん中の黒い部分は
神経と血管の通っている場所!
顎の下の骨は、中が空洞なのが
他の手足の骨と違います
これが、歯科やってる獣医師は
ホントに怖い最新の注意を手先に向けてやっています。
他の骨は、中に骨髄が入ってるのす。
鶏肉の骨付き肉のイメージ!
骨を切っても出血はほとんどしません
ちなみに、歯肉炎だけの
ワンチャンはコレ!
中、大型犬は人と同じように
、血管の上に歯が生えていますが
小型犬は、改良したので
歯の根が顎の小ささより、格段に大きいまんまなのです。
ちなみに、人と比べてみます
真ん中は、人間の娘の親知らず!
左は、このチワワさんの
下の全臼歯
右は、上の第一後臼歯
根が3本あって、安定感抜群!
場所はここ!
この骨はビーグルさん
血管や神経の穴のテストに備えて、私が鉛筆で書き込みしています。
というか、口の中、歯の治療は
血管の場所をいかに想像して避ける又は、避けられ無いなら
出血させないように
事前に歯肉や骨を切って、血管を括っておくのが大切な
方法なのです。
出血しても、すべて頭や骨の血管は骨の中。
咄嗟に止める必要があるとに、頸動脈をくくるのですが、
必ず止まるとはいえないのが大変な場所なのです
仰るのは、この血管が近くだからなのですが、人は娘のレントゲンを観ると、遠かったです!
それでも出血が怖いと歯医者さんは仰る方もおられます。
チワワだと、目の真下
普通なら、目の下と歯の生えてる骨の間には骨があるのですが
歯周炎になると、骨が腐って無くなるので、抜いた場所を触ると
目の玉が直接触れる感じなのです!
たまに1人で触って
、キャ━━って騒いだりもするくらい!
1番左がこの子の前臼歯
真ん中が娘の親知らず
右がこの子の抜いた
上の第一後臼歯
裏から見ると
見えて無い歯石は歯周炎をより悪化させるのです。
簡単にアップした
動画ですが、その時の前歯はコレ
チワワさん 5歳 前歯
この画像はキャッチーなだけです。
レントゲンなくても、ぬこう!と誰でも思うでしょう。
でも何より大切なのは、グラグラしていない歯周炎を見つけることです。
顎に細菌感染を拡げる
爆弾のイメージ!
なぜなら、歯周炎は
・骨を腐らせる
・そこから全身の血管に、菌を拡げる汚染源
と考えているからです。
人と同じです。
歯石取りと
抜く歯を探しているだけ出は無いのです。
歯科医の方とか歯科医以外の方も、そんな本をたくさん出ておられます。