子犬の歯の生え変わりは
生後5ヶ月令から6ヶ月は人の5歳位から12歳小学6年生位にあたります。

そのため、当院では子犬生後2ヶ月ぐらいから毎月
乳歯の検診をし生後4ヶ月から6ヶ月の間は10日から2週間おき位に診察をさせていただいています。

なぜなら、永久歯の生える順番が1番大切だから
細かくチェックします。

詳しくはこのYouTubeをみてみてください

成犬の犬の歯の生え方は、お菓子の箱のように
上の歯が下の歯を覆うように生えるのが、人と大きな違いです
ハサミ咬合といいます
特に大切なのが、下の犬歯が上の犬歯とクロスするように、生えていることです

小型犬は、顎が小さいこともあり
上の乳歯や下の乳歯が残ったまま永久歯が生えることがあります

すると
この生後6ヶ月の子犬さんは
残念ながら、生後5ヶ月の頃は来院されておられなかったので、乳歯が外から見えている犬歯だけでなく、
上の奥歯もの乳歯も残っていたので
上の奥歯も外に開いて生えてしまっています。
奥歯は麻酔かけないと撮影無理なので
ご勘弁を!
本来乳歯犬歯が抜けた場所に永久歯が生えるのですが、
・上の乳歯犬歯が抜けないと⇒永久歯犬歯は乳歯犬歯の前に生える

・下の乳歯犬歯が抜け無いと⇒下の永久歯が舌側👅に生える法則があります。

舌側に生えている写真はこちら

このまま下の犬歯が生えると、いくら乳歯だけ抜いても
永久歯はまっすぐ生えて、
上の顎を突き刺して生えます

そうなると、全部の歯が出て来れないし
痛いので、永久歯犬歯の先をカットする必要も出てきます。そうすると、蓋はするのですが、菌が入る可能性は今後出てきてしまいます。

獣医さんは、ネット等でも
避妊や去勢手術の時に一緒にぬきましょう!と
仰る方がほとんどです。

でも、
基本獣医大学では歯科の基礎授業が無いこと
歯科レントゲンの保有率は全国の動物病院でも
2017年度調べで1万軒の動物病院あるなか800台
でした。
最近は、「歯科レントゲン購入しました!」と書く動物病院さんも出てきましたが、
購入しても、歯科は直ぐに詳しくなれません。

買ってからしか、歯科レントゲン撮影等の
基礎トレーニングが出来ないし
そもそも、人と同じデンタルユニットが無いと
歯石除去以外の歯科トレーニングも出来ないのです

私はアメリカの獣医歯科専門医の先生方や
アメリカの獣医歯科学会のトレーニングコース全カテゴリー終了し、もちろん日本での小動物歯科研究会最終レベル4も20年以上前に取っています。

歯科は1万頭以上の治療実績があります。
特に子犬の頃の歯科は専門知識が必要となります

この場合、犬歯をカットしないで
歯並びを治す為に道具を使った矯正も可能ですが、
ほんとは生後5ヶ月のうちに実施するのが
理想ですが、歯科レントゲンで永久歯の生え方を
検査しないとわかりませんが
乳歯を抜いて、永久歯犬歯の内側に楔として
それを使う、外科矯正法で
動画を使わない矯正が今なら出来るかも知れません

子犬、子猫のころから
当院で乳歯検診に是非ご来いんください

遠くの方は、zoom等て遠隔診察も可能です

先ずは当院にお電話で御相談ください!