https://www.anicom-sompo.co.jp/doubutsu_pedia/node/936
クッシングは、太っていて
良く皮膚病にもなるので、
検査されることが比較的多く発見されるのですが、
怖いのがこの副腎皮質機能低下症=アジソン病です
症状は
時々、ランダムに
・下痢をする
・時々食欲がない
・時々大人しい
・虚弱体質
という、色々な症状をランダムに出し、これと言った
特徴が無いのが特徴です
獣医師の勉強会では
忍者の病気とも言われ
原因不明で急に倒れて来た時
咄嗟に、もしかして
アジソン病?!かと疑って
ステロイドを治療して
助かった!
という症例報告を学会で拝見することもあり、
いかにアジソンとピンと来て
治療に移れるか?!
はもう、運もあると思っている位です
アジソングリーゼといわれ
ACTH検査には1時間必要なんだけど、その検査する間もなく急変して亡くなる可能性がある病気でもあります。
胃腸の弱い子なのかな?
ストレスに弱いのかな?
大人しい子なのかな?
と思われがち
そんな感じを受けるワンチャンは、多いし
一過性の胃腸炎でも十分
あり得ますね。
当院では、なんかちょっと
病弱な感じだな?
胃腸炎を繰り返すな?
なんて常連さんに
このアジソン病を疑って
ACTH負荷テストをさせていただくことがあります
私は、特に歯科や、耳の治療で麻酔をかけて様々な処置をするのと、高齢ワンチャンも多いので
アジソン病がいたらどうしよう?!といつも心の底で心配はしています。
でも、この血液検査の
ACTH負荷テストが
検査薬の注射の投与前の検査前の採血と検査後1時間の採血とダブルで必要で費用も
1万5000円位(病院により誤差はあり)は必要と、手間とお金が必要なのもあり
術前定期検査には含んではいません。
ただ、診察して??
甲状腺機能低下症やアジソンやクッシングとか、長年の経験からも時々、変だなとピンと来る場合があります。
今回は、他院さんで
副腎に腫瘍があり、手術するかの経過観察中ということもあり、そして少しパワー不足も感じ、もしかして?!とACTH負荷テストをさせていただきました。
副腎皮質機能亢進症は、ACTH負荷テストだけでは診断は難しいのですが、アジソン病の確定診断にはなると言われています。
今回
アジソン病の検査上の異常と言われる
・投薬前後のコルチゾールの反応低下
・低ナトリウム、クロール血症
が見られました。
まだコルチゾールは5μ位あり、2μまで下がるとより確定ですが、
私は未病で食い止められたらと思っております
いまでは、良い治療法もあるので、かかりつけ医さんとご相談されて1度身体を整えてあら、又歯や耳の麻酔検査処置等をしてあげられたらと思っています。
資料は、私が過去、石田先生の
臨床病理検査の勉強会に長らく参加させていただき勉強させていただいたこともあり、
いつも参考にしている、この本から
お借りしました。