本日、定休日ですが⁡

⁡糖尿病のワンチャン2匹の⁡
⁡治療をしています⁡
⁡2匹とも、糖尿病の悪化による、糖尿病性ケトアシドーシスです

犬の糖尿病は人の小児の糖尿病と同じで
痩せていても、膵臓の免疫の病気でなるので
どんな犬でもなります

1匹のワンチャンは、12歳
この子はぽっちゃりさん

遠くから、当院の近くに昨年転居されてきて
すぐ椎間板ヘルニアで来院されて治りました

元々白内障になりかけていましたが、
最近よく物にぶつかるようになったけど
年齢的なものかと思っていたそうです。

夜間に2時間置きにトイレに行き、良く水を飲んでいたそうです。
先日の日曜日、食欲なく、ぐったりして
来院されました。

ずっと不思議に感じていたことは
夜中2時間おきに起きて鳴くことだったとおっしゃいます

飼い主さんの、犬猫達を元気!の基準は

・食べて食欲あること
・歩いていること

です。
糖尿病は、基本末期になってケトアシドーシスになるまでは食べ続けます。

その他の犬猫の糖尿病の特徴である

白内障は、高齢だからと思われてしまいます。

この子が鳴く原因としては

・他院多尿で寝られず苦しかった
・膀胱炎も起こしていた
・足に小さな傷があり、少し化膿して痛かった

等色々考えられました。

あと、歯周病と外耳炎(中耳炎かもしれませんが)が酷い
のが、糖尿病のきっかけになることもあります

細菌感染が身体にずっとあると
免疫に異常がでることは 人の歯周病と糖尿病の
関連から、よく知られています。

私は、10年間、子犬子猫から老犬老猫まで
麻酔した犬猫達の
耳に耳ビデオオトスコープ入れて検査した経験から、
8割の犬に
歯周病や耳の感染があることを発見し学会発表しました

色々な病気の大元に、この2つの感染があると
思っています

このワンチャンには、まだ検査が出てない部分もありますが、入院して点滴やインシュリン治療で
少し元気になったので
通院しつつ、インシュリン治療をしていくことにしました。
そこでこんな、治療計画を書いてみました。
お名前や日付はプライバシー保護で
隠しました。

皆さんのワンチャン、いかがですか?
フルクトサミンという、隠れ糖尿病の検査で
判ります!