今回歯が汚れてきたと 3歳のプードルさんが来てくださいました。
当院では見えている歯石⇒歯肉縁上歯石せきに関係なく、
最初の歯科のメンテを1歳半から遅くても2歳半までに
実施しています。
3歳だと少し遅れぎみですが、
外部のワンちゃんとしては 早めにきてくださっていて
とても嬉しいです!
当院の歯科メンテナンスは、人と同じようなレベルを目指しています。
今の人の歯科は保険では予防歯科は実施してはいけないと
決まっていますので、
歯科の自費診療と同じように
PMTC”Professional Mechanical Tooth Cleaning”の頭文字を取った言葉で日本語では「プロによる専用の道具を使った歯のお掃除」
をやっています。
歯医者さんのサイトを見てみてください
https://kenzo-dc.com/436
当院では、初回麻酔して飼い主さん2人まで
手術室に入っていただき、その子の歯周ポケットを一緒に 検査して
ご説明させていただいています。
さて わかりやすい 下顎から
ちょっとボケてごめんなさい
下顎の犬歯と前歯6本の歯科レントゲンです。3キロ位のプードルさんでも犬歯が長くて大きいのがわかりますね。
歯を支えている 顎の骨もしっかりきれいです。
プローブで歯周ポケットを検査しても セーフでした。
まず悪くなるのが、舌側ですが、新規で歯科で来院する飼い主さんは
他院で「前歯を抜かないといけないと言われた」とか
「歯を磨いていたら 嫌がるようになった」
といって来院されるパターンが多いです。
これが歯周炎になって骨が腐って来ると 抜歯になってしまうこともありますが、再生治療も早期なら可能です。
小型犬の下顎が折れてしまう原因になる歯が
下の第一後臼の前が歯周ポケットが深くなって折れるパターンです。
見た目は
このワンちゃんは きれいでした。
でも、第一後臼の根は下顎の動脈を越して生えて,しかも骨の中で キュッとカーブしています。
例えば 当院のこの第一後臼が歯周炎≒歯を支える骨などが歯周病菌で腐って無くなった患者さんの例だと
左右が逆の歯ですが
第一後臼の左の歯の根の周りの骨が歯周病菌で腐ってしまっています。
歯は歯の根の先(下)から血管と神経が歯に入りこんでいます。この歯は根の先まで骨が溶けていて、この歯の中にも歯周病菌が入ってしまって
歯の中まで歯周病菌が入りこんでしまっています。
この歯を残すなら、歯を半分に縦に切って 悪い左の方を抜いて、右側の歯の中の感染した血管神経を抜いて
消毒して、洗浄し詰め物をして残すという方法もできますが。
人だと、一日でやらず数日間に分けて来院して治療することかほとんどです。
でも犬猫は麻酔してやるので、2時間位この歯にかけてそのような治療をすることに奈なるか
全部抜歯して、腐った骨を削ります。
大きな歯がなくなるので、骨折しやすくなります。
そのため、抜いてきれいにしたあとに骨補填材をいれて、歯肉で縫って
顎の骨を再生するようにしていきます。
この作業も1時間位はかかる場合もあります。
これは左上の歯です。
犬歯のあたりの歯肉も少し丸まって歯肉炎をおこしています。
ここを歯科レントゲン撮影してみると、乳歯が溶けかけて残って炎症をおこしていました。
この乳歯は抜歯しました。
理想は歯磨きしていても、人と同じように 歯の裏やや磨きのこしを
3から6ヶ月に一度PMTC”Professional Mechanical Tooth Cleaning”の頭文字を取った言葉で日本語では「プロによる専用の道具を使った歯のお掃除」をするのが
理想的です。
うちの犬猫達はずっと3ヶ月未満でやっています。
高齢になって、抜くや抜かないや高度な医療を 長時間麻酔かけて
やる位なら
予防歯科に時間とお金をかけてくださると
長い目でみると、絶対一生得をする予防歯科だと思っています。
高度歯科治療と耳のビデオオトスコープを同時にやれて
しかも歯科は25年1万匹以上
ビデオオトスコープは10年間6000頭以上の実績がアります。
麻酔を怖がらないで、先手必勝!
まずは1歳半から歯2歳までに PMTC”Professional Mechanical Tooth Cleaning”の頭文字を取った言葉で日本語では「プロによる専用の道具を使った歯のお掃除」と耳
Hamilza動物病院とは 犬猫の8割は歯周病と耳がわるい
逆に そこをきっちり抑えてきれいにしておけば
健康寿命はもっと伸ばせる!
と思いをこめて改名しました。
このワンちゃんも耳もきれいになりました。
総てセーフ!
ずっと元気でいれるよう、伴走させてくださいね!
ご来院ありがとうございました。