7月13日朝6時35分、18歳3カ月で
我が家のミックス犬のニコが
亡くなりました
元々腎臓病を最近患っていたのですが、それが1週間位前に急速に悪化し、CT撮影してないので不明ですが、途中脳梗塞か脳出血をお越し、手足に麻痺が出てしまったのです。
痙攣も起こすようになり、抗痙攣薬も注射シたり、飲ませたりして
コントロール。
食事も、倒れるまで良く食べていたのですが、食べられなくなりました。
倒れた時から意識も、無く
このまま点滴だけで、いこうか?と思ったりしたのですが
最初は、栄養カテーテルを鼻に入れっぱなしも、今更エリザベスカラーもと思い、毎日カテーテルを鼻にいれて、栄養剤を入れたら抜いてを数回、繰り返していました。
吐いて誤嚥して、苦しんだら可哀想だとも、思ってもいました。
家族や看護師さん達が、「ニコがお腹減っていたら、可哀想だな」とも言ってくれ、2日前位から、大きめの鼻カテーテルを入れて、キッチリ栄養剤を入れることにしました。
すると、痩せてきていたのが
ふっくらして、私は倒れてからチクチク療法も!と手足や背骨をチクチク刺していたのですが、
手足の動きや痛覚もかなり出だし、「もしかして、またあるけるかも?!」と思えるように
なってきてました。
先週は、いつニコが死んでしまうんだろうと、スタッフも家族も泣いたり、ずっと交代で、夜中も
そばに付き添いをしてくれていました。
私は、「そんなに頑張って待機してたら、死ぬのを待ってるようだよ。
やることは、今全部やってみてる。
その上で誰がいる時に亡くなるのか、誰も居ない時に亡くなるのか?はその子が決めると思うし、飼い主さんにもそう伝えているよ」というと、泣くのをやめてくれました。
色々な犬猫や動物達の
亡くなるのをみてきて、そう感じています。
さて、ニコは鼻カテーテルで栄養剤を入れだしたら、かなり元気になって、私は仕事に備え夜は寝させて貰っていたのですが、家族も昨夜は疲れも溜まっていらしく、夜の付き添い無しになっていました。
私は、その日は仕事が終わったら、即寝てしまい、夜中の一時から起きて、院長室にニコのマットを入れて、一緒に朝まで
パソコン仕事をして、最近は抱っこして朝の散歩に一緒に行っていたので、「さぁ~今日も出かけようね!」と、抱っこバンドの中のニコの心拍を確認したら、なんといつもの落ち着いた拍動ではなく、ドキドキが早いのです!
抱っこしてドキドキするニコではありません。
心房細動と思われる脈でした。
聴診器を当てて、心電図どうしようか?と思った瞬間、ピタッと脈が止まり、ニコはそのまま静かに息を引き取ったのでした。
病院に私しか居ない、この瞬間って
中々うちの犬猫には
珍しいのだけど。
私が、親元から独立して飼った犬で、私の目の前で亡くなったワンちゃんは、ニコが初めてです。
独立してから、近親交配で産まれて生後四ヶ月位で飼えなくなったり、1歳で飼育放棄されたゴールデン達を引き取ったりと、大型犬3匹を飼ってきて、小型犬を子犬から飼ったのはニコが初めてでした。
ニコは、前の動物病院のスタッフの家で産まれました。
ヨーキーとパピヨンミックスだったニコ
昔働いていた、動物病院のスタッフの家のワンちゃんが、ヨーキーがお父さんパピヨンがお母さんです
2匹とも、仲が悪かったので、まさか妊娠するとは思わ無かった!朝起きたら子犬が産まれていた!と言う、それもビックリなスタッフのお家でしたが^^;
その頃は、ミックス犬は誤交配の
結果で価値が無かった時代でもありました。
私は、その頃JAHA犬の躾インストラクターの1期生でもあり、犬の躾教室も院内でやったり、JAHAは動物病院福祉協会の略称で、私は当時老人ホームの慰問もしていました。
スタッフから、子犬達を
どうにかしてほしいとのことで、
一匹引き取ることにしました。
それなら、老人ホームの慰問犬にしよう!
とオットリしてそうな子犬に、目をつけて、私はボランティア犬にしようと、生後1ヶ月位で引き取り
社会化と言う名の、色々な
人達や人の社会に慣らせよう!と
人を子犬の為に、お家にお呼びして、
・子犬パーティー
・ワクチン前から、抱っこして
外の世界を見せてあげる
なんてのも、一生懸命やった最初のワンがニコでした。
当時私は、ゴールデンもいて、子供も小さく1番手のかかる頃で
東京にも、アメリカの獣医歯科専門医の先生に歯科を習う為に、
日帰りで毎月通ってその下準備で
日々勉強も真っ盛り!の頃でしたが
ゴミ捨ての時も、抱っこして
近所の方にご挨拶!
「ニコー、ご近所の〇〇さんだよー♪」なんて、ウッカリご近所さんの前で、声かけしてしまったり。
私を動物病院の人だとは
知っていた方でしたが、犬や猫を飼ってない方だったので、
さすがに
目をまん丸にされていました。
コレはちょっと若い頃の写真
ゴールデンの花音とは、ボールを取った取られたと、2匹とも全部私に言いつけにきて、2匹で取り合いっことか、引っ張りっことか、交渉しなさいよ!
と言ってもニコは「お母さん、アイツが取った!」と私に言いつけにきえ、背の高い花音は、自慢げにニコにみせびらかしていたのを、今も思い出します。
ダックスの天は、ボールに一切興味なく、いつもそんな2匹を冷静に
見つめていました。
今日、仕事終わったらお葬式です。
犬3匹猫2匹いたのが、犬一匹猫2匹になりました。
寂しいものですね。
特にニコはおしゃべりな犬で、色々なことを訴えていました
スタッフが朝、来ると
居ない間のことを
色々訴えてたし。
お腹減ったり、水が飲みたいと
食器も運んで投げつけてきたり(笑)
今は、看護師の愛ちゃんが
12時過ぎて、働いていると
愛ちゃんとのランチタイムを
超愉しみにしていたので
「まだ?!まだなの!?」
と、イライラして言いに来ていたので、
12時のオトコ
と呼ばれていました。
ニコは、ここに引っ越した時から
皆の中心で
ずっと笑いと元気をくれました
本当にありがとう!
又今度はお空で会うか、
もう一度犬に産まれ変わって、
必ずうちに来てほしいです
ありがとね