本日、定休日でしたが

朝から栄養点滴&抗菌剤投与のあと、大阪のネオベッツVRセンターにプードルさんの精密検査に付き添いをしてきました。

私が休みの月曜で、身体が空いていれば、いつも行くようにはしてきたので、特別なことではありません。
でも、この検査センターさんは
超人気で、申込みしても検査に入れるのも1週間なら早い方なので
私の休みの月曜に合せて貰うワケにもいかずですが、行けたのは
ラッキーでした!
このワンちゃん
1歳の時には生まれつき
膝の形成不全で一方の後ろ脚が
外に跳ね上がって3本で歩いたまんまで、当院に2歳の頃に、他のワンちゃんのご紹介で、歯科に来院されたのです。
関西では、関節手術にたけてると言われる数種の動物病院や、この高度医療センターさんにも手術しても助からないと言われておられたとのことり
私もそうなんだ~と、仕方がないなと思っていましたが、
そのご紹介して下さった方が
「先生、あのワンちゃん、もう片脚がだめになったら、どうなるのですか?」とお聞きするので
「車椅子だろうね」とお伝えしたところ、「先生、どうにかしてあげられないのですか?」とおっしゃるので
名古屋の私の大学時代の先輩がされていて、日本で3本指に入ると言われる名古屋の動物整形の先生の動物病院  をご紹介させていただいた処
、このワンちゃんを連れていかれ
先生も5時間近くの大手術をして
曲がって育った脚を、まっすぐにして、歩けるようになったのです。
その後は、
時々慢性膵炎をおこし、何年も頑張ってこられていました。
5年前位から、低タンパク血症で 精査をオススメしていましたが、
様子を見られるとのことでした。
 でも、今回は中々食欲が戻らず
白血球も上って貧血もなので
膵炎にそもそも抗菌剤は使う必要ないとは思って、使ってませんでしたが、今回胆嚢炎疑いで
胆嚢のエコー検査で、ちょっと引っかかる感じでしたが、胆嚢のバイオプシーしないと、今後より強力な抗菌剤が必要ないかも?!
しれず、そもそもジワジワ貧血していることが、体内のどこからかも
とのことで、検査を受けていただきました
CT終わって、エコー検査の準備中!

CTでは、リンパ節の腫れがちょっと
でも、簡単に刺して検査しやすい場所でもなく
内視鏡でも腸の中の検査をして貰うことにしました。

ここも、一見綺麗
腫瘍とか、眠っている可能性もかり、数カ所バイオプシー検査をしていただきました!
結果でるまで、維持療法でいきます。
院内のレントゲンやエコーでは
限界もあり、こうやって
高度医療センターで働かれておられる 獣医師さんと、自分が治療してきた患者さんを、最新の検査をされるのを拝見しつつ、意見をかわせるのは、私にとっても、とても勉強になります。
高度医療センターの獣医さんと、臨床家の私とでは視点も違いますが
お互い、その意見を交えられ
大変勉強になりました。
ワンちゃん、飼い主さん達
先ずは一歩先に無事ススメましたね
このワンちゃんと、ご家族にベストの治療を模索しつつ
サポートさせていただきたいと思います!