- 先日は2歳の柴犬さんと飼い主さんご夫婦
- 歯が気になると、「歯の専門の先生に」と言って来院して下さいました!ありがとうございます!
2歳だけど、かかりつけの動物病院で2回
歯石除去をされたそうです。
子犬の頃から、乳歯から永久歯の生え変わりに苦労されたようで、
.上下の顎のバランス
.歯並び
に色々と影響が出ておられました。
良く、ネットに書いてあるのは
乳歯が抜けずに遺ったら、抜きましょう!ですが
それよりも
子犬の時に大切なのは
①乳歯が適切な本数、適切な時期に適切な場所に生えているか
②乳歯の抜けル順番
③永久歯が生える順番
④顎に悪影響を与えない、遊ばせ方
です。
なぜそれが、必要なのか
ユーチューブで簡単に説明してみましたので
良かったら見てみて下さい
五年位前の学会発表もしてみました
他の獣医師さんは、
「いつ乳歯を抜けば良いのですか?」
とお聞きになる方が多かったですが
歯科レントゲンを持って
乳歯が残っていると思っても
・下に永久歯が準備
されていないなら、乳歯を抜く必要もなく
逆に
・ 乳歯を抜くことで永久歯が
良い位置に生えるか?
は、月齢だけでなく、
永久歯の成長度合いを歯科レントゲンで確認
することが、何より大切なのです。
人も小児歯科があるように
私は子犬子猫歯科が得意分野
ぜひ子犬子猫の生後2ヶ月から診察に
きて下さいね!
あと子犬だけでなく、成犬も人も
物をかますのが、歯には良くない!
という時代になってきました。
私のお知り合いの、吉田先生は
本日お誕生日とのことで
ここにその本のご紹介出しておきます!
お口の取扱説明書―健康でいたければ、よく嚙むのをやめなさい https://amzn.asia/d/i1Ur8dQ
さて、この柴犬さんは
歯並びや顎の長さの関係で、口の自浄作用がうまく、働かずプラークや歯石がたまりやすくなっておられたようです。
犬猫も人も
歯周病(歯肉炎と歯周炎)の原因は
プラーク=歯周病菌の塊
歯石ではありません。
歯石が溜まっていても、歯周炎が起きるワケではなく!
逆に歯石ゼロでも、歯周炎の犬猫はたくさんいます
この柴犬さんは、歯石になりやすいので、飼い主さんに気がついていただけて、
来院して下さったともいえます。
歯石が、ついてて良かったね!
1番悪くなりやすいのが、実は、
飼い主さんが歯磨き出来てると思って、見えてる場所の歯石が付いて無い犬猫の飼い主さんが、
1番治療というか、歯科ケアに来院されない傾向にあり、そちらの方が要注意だったりします。
人なら、歯磨きしている方ほど、歯医者さんで
検診やケアを受けておられだろうにです。
この飼い主さんご夫婦は、
お父さまのお昼休みに、この柴犬さんの麻酔かけてクリーニングしている処と
①歯肉縁上歯石(しにくえんじょうしせき)=歯茎の上にある歯石の歯石除去
②歯周ポケット測定
③歯肉縁下歯石(しにくえんかしせき)の歯石除去
④ポリッシング
と
、一緒に歯科レントゲン撮影も体験さて、この後は
症例を載せておきますね!
このブログは写真の説明しづらいので
見た目
↓
歯垢=プラーク=歯周病菌チェッカー
で染めたあと
↓
綺麗にしたあと
で載せておきます!
- アフターを、あまり撮影できてませんでした!
- すみません。
- 下の歯で、1番に守るのは
- 動脈に近いか、骨を専有する面積が多く、歯周炎になることで、抜歯の難易度の高い歯からです
- ①下の第一後臼歯
- ②下の犬歯
- 上の歯は、目の真下にある歯です
- ③第一後臼歯
- ④第4前臼歯
左右あわせて、8本!
犬の成犬の歯は42本あります。
全部守るには、中々大変
優先順位つけてやりましょう!
又、2ヶ月後位に
歯ブラシとペースト、コップ
ニュートリカルとかのナメナメオヤツの持参でまた診察きて下さいね!
お腹空いてるのも良いですね!
お大事に!