日曜は東京の獣医アトピーアレルギー免疫学会にリアル参加してきます

 

内容は

 

第15回ベーシックセミナー

―学会技能講習会および「泌尿器の免疫:免疫がコントロールする腎機能」―

【開催日時】 2023年8月27日(日)10:00 - 18:00

【開催場所】 KFC Hall &

《プログラム》

【午前の部】 獣医アトピー・アレルギー・免疫学会技能講習

10:00~11:30 「I型アレルギーの診断」

「IV型アレルギーの診断」

増田 健一 先生(動物アレルギー検査株式会社)

11:30~12:00 総会(会員のみ)

【ランチョンセミナー】(協賛:動物アレルギー検査株式会社)

12:00~13:00 「イヌやネコの除去食フードの原材料とその選択」

 

【午後の部】

13:15~14:15 講演

「Protease-activated receptor-2が腎糸球体障害に与える影響」

 

14:30~15:30 講演

「尿―上皮バリアの破綻と局所免疫応答」

 

15:45~16:45 症例報告

「シクロスポリン長期投与後に乾癬-苔癬様皮膚症に類似の症状を発現したシーズーの一例」

 

「低グレード消化器型リンパ腫に食物アレルギーを併発した犬の一例」

 

 

午前中が、基礎セミナーです。

 

アレルギーの型は4つあります

 

1型アレルギーは即時アレルギーなのでアトピーや食物アレルギーでも、早いタイプの食物アレルギーです。

 

IgEの数値で表されます。

 

犬の食物アレルギーは2割位しか1型アレルギー=IgEの数値で検出されません。

猫はまだIgE検査しか、開発されていません。

 

獣医アトピーアレルギー免疫学会の先生にお聞きするとあと数年開発に必要だそうです。

 

1型アレルギーは、即時型アレルギーとも言われていて

 

もう1つのⅣ型アレルギーは遅延型タイプのアレルギーの検査です

 

下に数匹の検査結果を貼ってみます。

IgEの数値はでてないのに、リンパ球検査の数値はスゴイです!

リンパ球検査は、Ⅳ型の遅延型アレルギーの検査でもあり、遅延型アレルギーは食べてすぐに反応が出ず

食べて数日や1ヶ月後でも反応が出るとも言われているタイプのアレルギーです

 

この検査センターは

動物アレルギー検査センターです

 

http://www.aacl.co.jp/inspection/index.html

 

私が唯一使う検査センターです

 

これ以外の検査センターは、食物アレルギーを知りたいなら私は検査するのも

勿体ないとさえ実は思っています

 

なぜなら、この検査センターは、獣医アトピーアレルギー免疫学会の会長の増田先生が作っている検査センターだからです

 

当院に転院してこられた

犬のアレルギー検査を見せていただくと、IgE検査は、フードを自動的に選んでくれる

他の検査センターで調べ 、リンパ球検査は動物アレルギー検査センターでしか調べられないので

そこで調べたりと

 

なぜか、違う検査センターと組合せて検査されている

動物病院も時々拝見します。I

gEの数値だけで自動的にフードが選ばれると実は、リンパ球検査のデータは関係なく選んでいるのですが、飼い主さんには理由が判らないと思いますが

この、IgEの数値とリンパ球からフードを選ぶには

、この数値を読むことを学会で勉強する必要があると感じています

獣医アトピーアレルギー免疫学会の増田先生も、年に数回、無料で動物アレルギー検査センターの数値読みや免疫セミナーを開催して下さってはいますが、

数値を読むには色々奥が深いし、減感作療法のアレルミューンも、動物アレルギー検査センターの協力の元に作られているので

獣医アトピーアレルギー免疫学会では、そのことについても色々勉強させていただけたりします

 

ですから犬の飼い主さんが

この食べ物なら

 

「食べても下痢とか痒いとかならないので、大丈夫です」というのは、実はそれだけでは、あてにならないなぁと感じています

外から見えない場所の耳の奥が腫れたり、涙焼けも

食物アレルギーが原因と感じることは良くありますが、食べてすぐなるわけでは無いので、食べさせる検査は犬にはどうなんだろ?とも私は思っています

 

獣医アトピーアレルギー免疫学会では、

犬の食物アレルギーの80%はこの、遅延型アレルギータイプだと言われています

 

この遅延型アレルギーの検査である

 

リンパ球検査は、世界でも

 

獣医アトピーアレルギー免疫学会がやっている、動物アレルギー検査センターでしか検査出来ません

 

海外の犬達は検査もできないし、

この動物アレルギー検査センターの先生達

と協力して作った、Dr.sとかの単一タンパク=タンパク源が一つだけしか入っていない

加水分解食も、日本しか販売されていないのです

 

海外の犬は使いたくても

使えないのです。

 

https://drs.petline.co.jp/shop/c/c10

 

そして、コレは動物病院でしか買えないのですが、血液検査してフードを一度決めたらずっとそのままでも、だめで症状をみつつ、変更していくことも、私達の技術であり治療であり、薬の処方と同じだと獣医アトピーアレルギー免疫学会では云われています。

 

ですから、犬のアレルギーの治療をする獣医さんには、例え獣医皮膚病学会に入っておられても、海外にはこの学会がないので、海外に論文を出しても海外の獣医さんたちは、同じ検査で調べることもできないから、世界共通の学会では発表しても理解して貰うことが困難なのだろうなとは感じでいます。

 

通用しないというか、発表しても??になるイメージのようです。

 

でも日本の獣医さんたちには、犬猫のアトピーや食物アレルギーの治療をするなら

日本の犬猫の為と思い

 

獣医アトピーアレルギー免疫学会にも入っていただき、このことを一緒に勉強して同じ考えを持っていただきたいなと思っています。

 

日本では、食物アレルギーのフードとなると

 

ロイカ○さんとか、ヒル○さんとかに

 

なるイメージですがコレラのフードは

アレルゲンであるタンパク質が数種類入っているのも特徴なので、除去食としては、実は使いづらいのです。

私は基本、飼い主さん達の除去食フードとしてこれらを出すことは基本的にはありません。

 

逆に出される獣医さんは、

もしかして、獣医アトピーアレルギー免疫学会に入っておられないのかな?と感じます

 

私も、獣医アトピーアレルギー免疫学会に入って15年近いけど、除去食選びや、手作り食のアドバイスするのは、本当に奥が深いなと感じます

 

今回一番楽しみなのは

 

午前中に、1型アレルギーとⅣ型アレルギーの勉強会があるので、新しい内容がまた学べることと

 

昼のランチョンセミナーの

 

食物アレルギーと話しで、リアルに学会の先生達からお話しを聞いたり、

話せたり、オフレコの話しをさせていただくために、リアル参加することにしました

 

Zoomでもアーカイブでも内容は知れるけど

 

オフレコ内容は、直接しか無理かなと

 

獣医アトピーアレルギー免疫学会は毎回、ワクワクする新しい免疫の内容が知れます。

 

私は皮ふの治療には

獣医皮膚病学会はアレルギーの考え方以外を採用して

アトピーや食物アレルギーの考え方は獣医アトピーアレルギー免疫学会の考え方を使うようにしています。

 

日本には、動物のアレルギーの勉強出来る学会が2つあり、

獣医皮膚病学会は私も15年近く加入させていただいています。その学会は2日間も開催され、大きな会場でされて会員数も多く数千人?はおられるイメージです。

片や獣医アトピーアレルギー免疫学会は、今回でも70人限定のリアル会場なので、何人会員がいるのか?今回ちょっと聞いてみたい位です

 

私は、動物の皮ふを勉強するならどちらも必要だと思っていますが、日本の犬猫のアレルギーを治療する獣医さんには、獣医アトピーアレルギー免疫学会にも加入して一緒に学んで、世界にこの考え方を拡められたら良いなと思っています。

 

下にある表のワンちゃんの飼い主さんは、

他の検査センターとの違いにビックリされたりします。このイタグレさんは

皮ふはあまり痒く無かったのですが、低タンパクで低アルブミン血症で体調が良くなく、食欲も余りありませんでした。

 

飼い主さんは肉アレルギーと信じて、キャットフードも使うなど、魚中心のフードをあげて気をつけてきたそうです。

でも、この検査でなんと 牛肉が大丈夫と判明して、Dr.フードのジャガイモをタンパク源としたドッグフードに、オヤツとして牛肉もあげられるようになり、食欲も出て、今では低タンパク低アルブミン血症も治り、シッカリした身体になっています。

 

ある飼い主さんは、涙焼けだけが気になり、除去食でとても良くなったり、

 

また、ある引退盲導犬の飼い黒ラブの飼い主さんは

フケが気になると、食物アレルギーの検査をされ、除去食で、フケや耳のカビの感染もスッキリ良くなり大喜びされたりと、

 

食物アレルギーの世界はまだまだ奥が深い感じで

犬猫達の調子がグンと良くなり、飼い主さんが笑顔で喜ぶお顔が私の楽しみになっています。

 

日本は犬の免疫やアレルギーのの先進国なのです

 

飼い主さん達には、日本の犬に産まれて本当に良かったと思って下さいね!とお伝えしています