当院では、仔犬子猫さんから来院している場合は
1歳~2歳半までに初めての予防歯科をスタートするのが
基本とさせていただいています。
そんなブログを読んでくださっている
3歳2ヶ月の
プードルさんがPMTC予防歯科をされたいと
来院してくださいました!
一日でも来院が早いのは、とても嬉しいです!
見た目の歯と 歯垢=プラーク=歯糞(はクソ) を染める
青い液で染めたのを、交互にだしでみます。
あと 必要に応じて歯科レントゲンも のせてみます。
まずは上の奥歯
一番左が第一後臼 その右上が第4前臼歯です。
犬の目のましたにあり,
この2つとも,歯根が3本
特に小型犬の第4前臼歯の歯根3本は、眼窩下動脈を挟んで生えているので,この歯の周りの骨が歯周炎でくさると
ゆらいだり,炎症をおこし この動脈から出血しだし
重度の貧血をおこし、輸血をして背治療をしてあげられる
状況ではなかった犬も経験があります。
口から血がでるより,飲み込みつづけ、便がずっと黒かったと
飼い主さんはおっしゃっていました。
歯石になる前の歯垢が紫に染まっています
上の犬歯アタり
レントゲンだけでは 分かりづらいので プローブで歯周ほけっとを測定してみました
Youtubeで動画にしてみました。
3歳で こうなるのは 実は珍しくありません
私も 昔、歯石を目安にしないで
当院に仔犬から 通ってくれている犬猫たちを
どうやったら 歯周炎で抜歯にならない為には 何歳から
予防歯科PMTC”Professional Mechanical Tooth Cleaning”の頭文字を取った言葉で日本語では「プロによる専用の道具を使った歯のお掃除」という意味 をスタートさせたらよいか
試行錯誤してきました。
そこで私が出した 予防年齢は1歳からせめて 2歳半
うちでは 1歳半位で 予防歯科をする犬がほとんどです
やんちゃで お転婆な年齢です
歯磨きより、かんで遊びたいお年頃
私はこの年齢ではきっと歯磨きなんかできてないから、麻酔して 予防しかやっちゃおうよ!って 飼い主さんたちには
言ってやってきました。
あれから 25年 。
もう2代目の犬猫たちも通院してくれています
前の勤務先からも ここにやってきてくださるので
結果がでているのです
これでええやん って
さてこのワンちゃん ショックをうけないでくださいね!
他院から3歳で来てくださった それだけで すごい前身です
後悔はさせません
参考までに スタッフにお願いして急いで
動画にもしてみました