当院に新規のワンちゃんがグンと増えるのが
6月位からで、秋もグンと増えます。
ベスト1は痒いワンちゃんが多いです。
この痒いワンちゃん達の
薬の使用履歴をお聞きすると
ほぼ、アポキルか+サイトポイントです
何でもかんでも、痒いとアポキルです。
ステロイドは怖いから危険だからと
いきなりアポキルのようです
痒い→アポキル→痒い→アポキルの感じ
この前の皮ふ病学会のサブの勉強会でも
アジア皮ふ専門医の先生が
「最近の獣医さんは、ステロイドの使い方が判らない若い先生もおられるみたいです
ホントにアレルギーなら、
アポキルはステロイドで急性炎症を抑えて
長期に痒みを抑える必要があるなら
アポキルやサイトポイントを使うのが
ゴールデンスタンダードなのですが」
ホント、ステロイドは危険な薬ではなくて、
使い方のテクニックが確かに問われるけど
キチンと使えば確実で、アレルギー
特に環境アレルゲンのアトピーなら
獣医アトピーアレルギー免疫学会では
3日間低用量で使えば、サッと痒みが消えるハズです!からキチンとつかいましよう!
と会長さんもおっしゃるとおり
うちでは、アポキルはどうしても
耳の治療が高齢で飼い主さんとご相談で
麻酔を頻回にはかけたくないという方位で
ほぼアポキルを飲む必要、というか投与している
犬猫はいないというのが実情です
毎日1から2軒以上の新規の
痒いワンちゃんが来ているのに
当院では
アポキルを出さないですんでいます
というか、ホントにその犬猫が
気にして居るトコロを治療して、
スキンケアをご指導治療すると、
今まで飲ませてにおられた薬が不要になってしまう、結局は今まで飲ませておられた
アポキルやサイトポイントがやめられてしまう。
ということになってしまうのです。
モチロン中には、アレルギーのワンちゃんも居るけど、数値が高くても
薬は不要か、状態により抗ヒスタミン位で
予防できる犬は多いです。
食物アレルギーも、最初はあげている
ワンちゃんも多いけど、
当院での基本の治療が終わると
「やめてみたかったら、強制しないし怒らないから、自己責任でやめてみても良いですよ。又痒みが食物のせいの気がしたら、リ・スタートしたら良いですし」と言うとやめてる方もいます。
でも、アポキルを投与されてる犬の中には
時々
アレルギーではない、所謂人の膠原病のような
タイプの皮膚である
.免疫性の皮膚炎
や
一見、膿痂疹の酷いタイプに見える
.皮膚の腫瘍
もありますから、アトピーと思い込まれていた
ワンちゃんは、可哀想だったという経験もあります。
こんな時は、やはり
獣医皮膚病学会で学んできたことが
役に立つことになります。
何でも勉強して、引き出しは多く持つもんだなと
いつも思います。
昨日は、久々そんなワンちゃんを拝見して
当座、少しでも皮膚の状態が良くなりますようにとスキンケアはご指導させていただきました。
診断も大切だけど、それには
お金も時間も必要!
少しでも、生活の質をあげてあげることは
とても大切と思います。
今後、良かったら皮膚のパンチバイオプシーをしましょうね!と飼い主さんには
お伝えしました。
人だとこんな感じです。
麻酔無しでも耐えるかもですが、
このワンちゃんは12歳?!で
歯磨きされてるので一見、歯は綺麗なのですが
歯磨きしてても、人も歯周病、特に歯周炎は
外からの見えないので、歯周炎になるのと同じなので、隠れた炎症として皮膚に炎症を起こすことがあるので、今回チェック&治療は必要です。
昨年、これと歯周病や外耳炎と皮膚との関連犬猫は、多分私以外は発表された方はおられないので、きっと皮膚の再発する膿痂疹とかは
コレも多いのではと思います。
コレからも色々発表していきたいテーマです。
当院では真の痒みの元をさがせ!
痒いんじゃなくて、犬猫が気にしてるとか
身体の感染の反応だったりします
逆に当院に来て、キチンとやると
アポキルをやめられちゃう犬がほとんどというか、今のところ全部です
ベスト2は歯が気になるワンちゃん
猫ちゃんはまだまだ少ないです。
歯耳(皮ふ)診る座とかけて、Hamilzaハミルザ動物病院なので、頼りにしていただけてると思うと特に嬉しいです♥
最近は芦屋や西宮や尼崎、宝塚と
比較的近くの方が増えましたが
神戸、大阪でも南の端っこ(すみません土地勘が無くて)の方の方も、湾岸線でヒュンと
来て下さっているようです
私も最近歯医者さんが、難波の向こうで
電車で1時間位必要なので
遠くから来て下さって、ありがたいなぁと
つくづく思っております
遠い方だと、広島や岡山、四国、名古屋
位からの方もおられます。
今日はとても近くの方が、ハムスターさんを連れてふらっと来院されました。
基本当院は予約診察なのですが、
外からは、看板をしげしげ読まないで
ホームページも見ないと予約診察!って
判らないですよね!
当院は、昼休みもほとんどなく
朝から麻酔処置とかして忙しいのと、
早くお返ししたいので
昼休みほとんど無く、ワンちゃん猫ちゃん達を
お返しするので、
夕方遅めに予約入ってないと、
スタッフは先に帰って、
翌日の英気を養って貰ったりもしています
私も入院が居ないと、早めに締めて
勉強会とかあると出かけたりしています。
今日来院されたの初診の方は
玄関ブザーで、出てみると
男性の飼い主さんお一人
紙袋をお持ちなだけで
どこみても
動物が見当たりません
「診察して欲しいのですが」
とおっしゃるので
近くで倒れているかもしれない
交通事故の猫ちゃんかな?
と思いつつ、「交通事故ですか?」
とお聞きしても、違うとおっしゃるので
え?どの子を?
と持ち物をまず少し拝見した
紙袋の中も袋ポーチだけ
もしかして
ピストルが紙袋の中に?!と
妄想してみたのですが(汗)
ポーチの中にハムスターさんが
入っておられましたーーホッ♥
ハジメテ動物病院に来られたそうです
便が少なく食欲不振で
脱水しておられたように感じだので
まず点滴を!
と思ったのですが
「点滴をこんな小さなハムスターにするのですか?先生は今まで、ハムスターに点滴を
したことあるのですか?」と
飼い主さんは聞いて下さいました。、
おお、ナント新鮮な感じ?!
私はまだまだ未熟者に見えたのでしょうか?
それとも、私若者に?見えたのでしょうか??!
妙に嬉しい気分(笑)
うちには、犬猫やハムスターやうさぎさん用に
気楽に脱水補うために点滴してもらえる
「生き生き点滴コース」ってのがあります
私は犬には
ビタミン点滴、マイヤーカクテルなど
分子栄養学の考えから
健康長寿の、ために点滴も、したりしています
点滴位は、超慣れておりますので
ご安心下さいね。
昨日は、子供さんの大切なハムスターとのことで、点滴や注射はやらないで!との希望あり
飲み薬だけお出しして
強制給餌だけご指導させていただきました。
どうぞお大事にー