当院では.猫を飼ったらまずいうことは
毛玉が詰まると思って、高線維のフードを猫にやらない、買わないようにとお伝えしています
便秘の原因には人も猫も色々あります。
繊維不足だけでなくて、水分不足も多い
中には腸の動きの悪いのもいますが
まずは、色々考えるより
圧倒的に水分不足は多いです。
私は25年前以上に
カナダの元猫学会の会長さんの
バーバラ先生のセミナーをお聞きしたのがキッカケ
バーバラ先生は当時から
・猫に毛玉のフードはやらないこと、むしろ逆に便秘にさせる、脱水が1番の猫の便秘の原因!
とおっしゃっていて
若き私は、感動して本気で猫の飼い主さん達に
ソレを言いまくり、脱水をフードの水ましや
通院で気楽に点滴することで、
吐く猫の便秘を治し、元気にしてきました!
歯石予防のフードも、ドライ食べてて予防にはならない!
から、フードは売れませんでした
それは今も
経営的にはアカンですが、毛玉フード買ったらアカンよって言ってるのに、歯石に効くフードなんてあるワケないやん
そもそも歯石予防は歯周病とはあまり関係ないし
ドライフードや煎餅食べて
歯周病予防になるとは、歯科医の先生は
言わないですよね?!
獣医師さんだけ、言うのは特に日本は
歯科の基礎授業が今もないからですね
アメリカでも、動物歯科を勉強されてないと
日本と同じ感じということです
というより、療法食フードを売らないと
経営には+にならないから、いかにどのフードを販売するかは、学会の経営セミナーや
フードメーカーさんと獣医さんのコラボ無料セミナーは、ランチョンセミナーとして必ずあるので、販売のヒントにするために、人気があります。無料のお弁当も付いてきます。
私だって、一応経営は大切だし、ランチを買いにいかなくて良いので、お弁当も食べたい(^_^;)
から参加します
でも、うちの猫の飼い主さんには、毛玉予防や便秘予防や吐き気予防に高線維フードはずっと出さないです。
むしろ、買ってはだめだよ
なぜならと色々お教えしています。
病気にさせたくないから
あと、便秘=便が出ないんじゃないこと
覚えてて!
とも伝えます。
人もそうです。
https://jp.rohto.com/learn-more/gastrointestinal/benpi/korokoroben02/
飼い主さんは、犬猫が食欲なくて、便が作られないようになると、便が出ないので
便秘です!とおっしゃることが多いです
人なら、そんなこと言わないだろうと思うのだけど、感覚が違う感じです
特に猫は、繊維の取り過ぎ、与えすぎで
便が太く、固くなって 便秘?!出づらいのが多いです
繊維取り過ぎ便秘です。
フードメーカーの宣伝にはこんなうたい文句で
・毛玉を吐く猫
・便秘
・吐く猫
・インドア猫
・肥満猫
沢山ありますよね!
私がフードの会社なら、飼い主さんの気になるポイントを、キャッチコピーにして販売します
売れないと困るから。
こんなフレーズの書いたフードは
ほぼ繊維たっぷりです
可哀想だなと思うのだけど(^_^;)
メーカーさんは強いし
フードを売ることは、動物病院では
死活問題です。
私も、バーバラ先生に出逢わなかったら
飼い主さんに、フードを勧めてたと思います
経営だって楽だったろうな
バーバラ先生の言う事を信じて
フードを勧めないで
吐き気や便秘の猫を治してきたので
自信があるのです
勿論逆流性食道炎の猫も多いです
それはその内服やるけど
圧倒的に便が固くていきんで
吐く猫は多いです
他院の転院してきた猫達さんです
例えば、このペルシャさん
便の大きさが1,8センチ位はあります。
うちの猫がこんな便をしたら、
出すの大変だ!と思える大きさです
高線維のフードを食べ、毛玉用のオヤツをたべ
色々繊維のオヤツもあげてたそうです
そして時々便がでづらくなり
点滴したり
で、でかいウンチ!
元々、膀胱炎で来院されましたが
それは抗菌薬と抗炎症剤で良くなってきました!
でも、元々は便が固くてお尻すってて
その便か膣とかから膀胱炎を起こした疑惑でした
新しい高線維のフードを買ったばかりなのでせめて、半分にへらして、綜合栄養食の缶詰とかで補いつつ、皮下点滴に来院して脱水を補いつつ、
大きな便を出してしまい、その後スムーズな柔らかい便がでるよう、サポートさせていただきたいと思います
どうぞお大事に!