このマルチーズのワンちゃん

今、下半身麻痺で通院しています

 

椎間板ヘルニアの仮診断です

 

下半身麻痺が、事故ではない場合

 

.椎間板ヘルニア

.椎間板の血栓や腫瘍などによる麻痺

とざっくりと考えていますが

判別にも最低限CT検査しないと

わかりません

 

 

椎間板ヘルニアは、今ならCT検査

昔なら椎間板の造影検査で診断を付けるのですが、どちらも麻酔が必要で、高度医療センターでのCT検査をオススメしましたが、手術はされたくないとのこと。

 

当院では、椎間板ヘルニアと

仮診断の後

CT検査を受診される、されないに関わらず、基本的には

大阪の岸上獣医科の岸上先生の考案された、内科治療と私のチクチク療法で5年以上内科での治療をしています。

 

 

椎間板ヘルニアを内科治療で治す場合。

できるだけ、早期に内科治療をスタートするのが大切と言われています。

 

今の処は、椎間板ヘルニアと仮診断した後、CT検査受診されるまでに亡くなったワンちゃん一頭おられたのと、遠方の為に来院までに1週間位経ち、治療したけれど、麻痺がノコッタワンちゃん一頭

 

その他のワンちゃん達は、全員綺麗に後遺症なく麻痺が回復しています

95%の回復率です

 

さて、その治療の最中

ウンチが、オムツに出るので

お尻を拭いていたら、

肛門のうが、とてもとても溜まっているのに気がつきました

 

でも、その肛門のうが、とてもとても硬いのです!

 

こんなときは、中に肛門のうの固まったのが、詰まっていることが多いので、指ではデナイことが多く

 

トリマーさんも、絞っているつもりが、肛門のうの汁だけ出していて、その固まりに気がついておられない場合がほとんど

 

当院では、肛門のう絞りは、実は人だと、肛門科の範疇で

医療行為なので、時々獣医師に診察させて下さいね!とお願いしています。

でも、皆さんにそのことを伝えることは難しいので、まだまだ一部の方が、肛門のうチェックに来院されているのが実情です

 

肛門のうって、詰まったから破裂!だけでなく、皮膚や耳の痒みを引き起こしたり、典型的なお尻を擦るのは少ないもんだなと、最近は思っております

 

さて、このワンちゃん

2キロありません

 

血管に点滴を入れる時に使う

静脈留置針、サーフローのシリコンチューブを肛門のうの管に入れて、生理食塩水で中の肛門のうを、ふやかしました。

 

私は、歯の治療で神経を抜くときにこんなことに、似たことを歯の神経に対してするのですが、そのアイデアを拝借して、肛門のうの感染を手術しないで、治療しています

 

 

 

中から、モリモリと、肛門のうのカス?!固まりが出てきてくれました。

 

出て、よかったよかった!です。

肛門のうの、カテーテルは

不思議とワンちゃん、協力的で暴れません

 

気持ち悪かったんだろうな!と

毎回思わされます。

 

楽になると、良いなぁ!