今日は、3歳の柴犬さんの
歯のクリーニングの日でした。
昨年2歳の時に
・歯石が多い
・歯並びが悪い
とのことで、来院されました
前回から11ヶ月
歯磨きはあまりされて無かったそうです。
歯石は、あれから11ヶ月なので
前撮りほど、多く付いていませんでした。
でも、当院では犬猫達もを歯周炎、
いわゆる歯周病菌で歯を支える
歯の周り顎の骨や歯根膜が腐る
歯周炎を減らす。
または、予防して一生を送っていただくこと!
獣医大学では、今も歯の基礎授業は
ありません。
人の医学部と同じです。
そんなこともあり、
獣医師の方でも
歯石から歯周病になるとおもっていたり、歯周炎の検査に必須の
歯科レントゲンの普及は、数年前で動物病院一万軒のうち約800台という
報告も
しかも当院の初診の飼い主さんに、『歯周病はどうしてなると思いますか?』とお聞きしたら
『食べ物から歯周病になる』と思っておられる飼い主さんも
90%以上おられ、まだまだ
知っていただくことは大切だな!
と思っております
しかも犬猫は人より、歯を支える
骨が脆いので、重度の歯周炎になりやすい傾向があります
しかも歯周炎は、虫歯と違って
痛みがとても少ないので
知らないうちに、進行していくので
沈黙の病気とも言われています。
クリーニングは、人の歯科医院と同じが歯磨きしていても理想的なので
されている犬猫の飼い主さんも
おられます
でも現状は、そうもいかないと
思いますので、少しでも
歯磨き!と思わず
人のようにプラークコントロールを
意識していただけるよう
その場所を書いてみます!
歯周炎予防の為の
プラークコントロールに使うグッズは
・犬猫人も、歯周ポケットに入る
先がテーパー状に細くなっているもの
⚠子供の歯ブラシは、虫歯用なので
不敵です。
歯周炎予防するのに
犬猫と人の共通な場所は
①歯と歯肉の隙間
②歯と歯の隙間
(犬猫も人も歯間ブラシを使用するのが理想的)
人はそこに虫歯が多いのでその
予防として
③歯の溝
となります。
今回、この柴犬さんも
プラークチェッカーで
歯垢を染めてみました。
歯並びの悪い場所や、歯の舌側に
プラークが沢山付いていました
当院は人のPMTCをしているので
①プラークを染める
②プラーク&歯石を除去
③研磨剤で研磨
④軽度の歯周ポケットの部位に
歯周病に効果のある薬の注入
をしました
少し、歯周ポケットも出来かけていました
歯周病菌の悪さを調べる
簡易検査も今回、口の中の液を
拭ってとって、検査センターに 出すことにしました。
歯を染める前と後を
片方の歯になりますが
撮影したのを載せておきます
代表的な場所を載せます。
研磨の機械で、歯石やプラークを
取り除いた後に、研磨剤を付けてポリッシュしました
黄色いシリンジは、歯周ポケットが出来ている場所に、抗菌剤を注入しています
写真が上にきて、申し訳ありませんが、
見てみて下さい。
耳はビデオオトスコープで観察したら、左耳に分泌物が増えてきて
いました。
歯磨き指導もさせていただきますので
又、歯ブラシとペーストやコップ持参でご予約されてご来院ください.
一緒に頑張りましょう!
どうぞお大事に!