なぜ、ロイヤルカナンやヒルズのアレルギーフードを出す獣医師が多いのか?
ロイヤルカナンはフランス資本のフード
ヒルズはアメリカ資本のフードで
どちらも世界中の犬猫の動物病院専売のフードのほとんどを作っています
そしてロイヤルカナンやヒルズ、特に最近は、転院されてきた犬猫達のほとんどがロイヤルカナンのアレルギーフードが処方されている感じがします。
それを処方した獣医さんの、ほとんどが獣医皮ふ病学会だけ加入している会員の先生達や、
皮ふ専門医や認定医の先生の皮ふのセミナーを受けた方だと思っています。
またロイヤルカナンさん主催の、無料の皮ふの勉強会では皮ふの専門医の先生達が講師であることが、ほとんどです。
仕組みとして日本獣医皮膚病学会の先生が皮ふ病専門医の先生や皮ふ病認定医の先生になります。
日本獣医皮膚病学会のメンバーさんは数千人位いるのでは?と感じます
獣医アトピー・アレルギー・免疫学会の会員は200人位と私は把握出来ています。獣医皮膚病学会は調べていません(汗)が、それぞれの学会に参加すると
獣医アトピー・アレルギー・免疫学会は今度リアル東京会場参加でも申し込みした時点で、50人おられなかったので
幾らネット参加が出来るとしても、少な!って感じです
VEP獣医耳研究会は会員制では無いので、自由に獣医師なら参加出来ます
皮膚病学会では無い先生も参加されているとは思っていますので、ちょっとこの円グラフは正確ではありませんが、
獣医耳研究会に皮膚病学会の方がほとんどの感じで、獣医アトピー・アレルギー・免疫学会の方は少ない感じがします。
日本獣医皮膚病学会は、アジア獣医皮ふ病学会に属するようで、なので
動物の皮ふは専門医さんはアジア獣医皮ふ専門医となるようです。
ChatGPTで調べてみました。
世界獣医皮膚病学会は、複数の地域的な獣医皮膚科学会を統括し、それらの活動を支援する役割を果たしています。例えば、ヨーロッパ、北アメリカ、南アメリカ、アジア・オセアニアなどの地域における獣医皮膚科学会が加盟しています
と書いてあります。
私が、獣医皮膚病認定医の資格を取ろうとした時、世界獣医皮膚病学会への参加が絶対必要で、カナダであった世界獣医皮膚病学会に参加した時、カナダの獣医皮膚病学会のメンバーの次に、日本人が多いので、コレでアジアの中でも日本の地位が高まる?!とおっしゃっていました。
因みに、私が皮膚の顕微鏡実習で組んだ獣医師さんは、ブラジルの女性獣医師さんでしたから、南アメリカ獣医皮膚病学会所属のブラジル獣医皮膚病学会のメンバーさんだったことになりますね。
私は皮膚の基本的なことは、皮膚病学会で学んだことが、とても役に立っています。
でも私はアレルギーや免疫は、獣医アトピー・アレルギー・免疫学会の考え方が世界で一番だと思っています。
だが、しかし獣医アトピー・アレルギー・免疫学会学会は、日本しかありません。
そのメンバーが200人位
日本のシェア80%の動物アレルギー検査センターでは、アレルギーの数値であるIgEだけでなく、遅延型アレルギーであるリンパ球検査ができます。
コレが大きな強みで、獣医アトピー・アレルギー・免疫学会では、犬の食物アレルギーの80%がリンパ球検査に現れる遅延型アレルギーと言われています
動物アレルギー検査センターは
その結果を、元にピュアプロテインのサーモン、小麦、チキンの単一アレルゲンのフードを出していますが、当院に
転院してきた犬猫で、ソレを食べていたのは、ここ数年間でも100件中1件かソレ以下でした。
ほぼロイヤルカナン一択!
因みにヒルズはありませんでした
海外には、リンパ球検査を測定する会社が無いので、獣医皮膚病学会の専門医の先生達は、その検査を「グローバルでは無いので」と説明され、IgEだけの結果又は、獣医アトピー・アレルギー・免疫学会の学びとしては間違えて、フードを選ばれるのです。
両方の学会の関係を知らない、一般の獣医師や看護師さん、トリマーさん達は、それらの皮膚セミナーを受けても、グローバルの意味がサッパリ判らないので、
ロイヤルカナンのアレルギー用のフードを食べていたら、ソレで除去食になっているとの説明を信じてしまわれているのでは?と私は強く感じています。
日本の犬猫の飼い主さんには、どうでも良いからアレルゲンの極力入っていない
フードを処方して欲しいのに、
せっかく動物アレルギー検査の2024年度の日本シェアは約8割検査センターなのに、
ロイヤルカナンになってしまうのです。
私の解釈は間違えて無いと思っています。
獣医皮膚病学会の先生達は、獣医アトピー・アレルギー・免疫学会の会長がやってる動物アレルギー検査センターの数値を読み間違いして、YouTubeでも、セミナーでも話すので
困るのだけど指摘は、失礼過ぎて出来ないです。
飼い主さんには、簡単にその仕組みを言って、YouTubeやネットの情報は信用はならないとお伝えしてから、このデーターの話しをします。でないと、ネットに〇〇と書いてあったと、お話しされることがほとんどなので。
面倒ですが、食物アレルギーの犬を治すには、獣医アトピー・アレルギー・免疫学会の獣医師に動物アレルギー検査の結果を読んで貰って、除去食を選んでもらうのがベストだと感じています。
特に犬の除去食はバッチリ決まると、
素晴らしい結果が出ることは多いのですが
飼い主さんによっては
.絶対に食物アレルギーが心配だから、除去食を頑張ってみたい!
と言う方でないと、フードを飽きやすいからと食べないことの方が気になったり、効果を感じ無い場合は、そこはスッキリ諦めて気にしないのも、アリかもだと思いますよー。
私は、犬が食物アレルギーを除去出来た素晴らしさも知っているので、一応提案はしますが、フードを売りたいからやっていると思われると嫌なので
助かっている犬=薬がやめられた、とか、涙焼けや、皮ふや、胃腸のトラブルとかの実感が無いと、中々続けられないのでは?とは思ってるので、飼い主さんには、強制じゃなくて、治療の提案ですよ!って伝えています。
人より、かなり進んだ食物アレルギーの検査&除去食なので、利用の仕方によっては、スゴイ!って感じなのです。
とっても魅力的な、除去食の世界ですが、我が家の12歳のダックスと1歳のゴールデンが、ひど目の食物アレルギーで、他の食事をあげると、テキメン
耳や皮膚が悪くなるので、
自由にフードを、あげられたら!
と強く思います。
誰かのお誕生日には、ケーキも、死なないからと、痒み覚悟であげています。
でも、痒みや耳の腫れを体感すると、
薬をずっとあげる怖さや大変さも、考えるので、我が家の犬二匹は何で食事アレルギーの犬が来ちゃったんだろね(汗)と思いつつ、他の家や動物病院なら判ら無かったやろな、ともっともっと、獣医アトピー・アレルギー・免疫学会で新しい治療方法が発見されないかな?と思いつつ、今は免疫を上げようと、減感作療法の注射を毎月やっています。
これも、日本の獣医アトピー・アレルギー・免疫学会の関与する動物アレルギー検査センターが開発したもので、アメリカの減感作療法とは全然物が違うものです。
今月、25日の獣医アトピー・アレルギー・免疫学会では、日本や世界の免疫やアレルギーを、揺るがすスゴイ発表があると会長の増田先生がおっしゃっていたので、絶対に参加!と楽しみにしています。
世の中は日本の獣医アトピー・アレルギー・免疫学会から変わる!と信じて
ついていこうと思っています!
学会の違い、飼い主さんには関係ないのにね!
グローバルなんか、どうでも良いから、
とりあえず治したら、それで良し!
と私は思っています。
かと言って、動物アレルギー検査でアレルギーの数値が高くても、耳ビデオオトスコープや歯周病、肛門嚢等を綺麗にしたら、痒みはかなりマシ!薬もやめられてしまう犬もほとんどなので
私は獣医皮膚病学会も獣医アトピー・アレルギー・免疫学会も認定医とかは、取ることを止めて、良いとこどり!で治しております。
認定医取るのも大変、取っても、取ってからの維持も大変!
そんなスタンスで、ナニカ?!
治せば良し!です