本日、獣医アトピーアレルギー免疫学会参加の為、東京に来ています。
そんな、マニアックな学会が動物にもあるの?
と思われるかもしれませんが、
日本では犬猫の診療に携わる獣医師は
約1万人と言われています
その中で、獣医アトピーアレルギー免疫学会の会員数は現在、約200名
今回、リアル会場参加出来る人数は100名です
今回リアル参加している獣医師は
60名弱位
後日動画参加も可能なのですが、それにしても獣医師でも加入している方がとても少ない学会の一つでは?
と感じます。
犬猫や牛馬とか動物の皮ふ病全体には
主に獣医皮膚病学会というのがあり、私も加入させていただいていますが、日本でも世界でも皮ふを専門にしたいと思う獣医師が推定千人以上加入されています。
図にするとこんな感じかな?と
想像しています
この2つの学会の大きな違いは、
獣医アトピー・アレルギー・免疫学会は日本だけ!
獣医皮ふ病学会は、世界中の国に学会があることが、大きな違いです。
日本の獣医皮膚病学会は、世界の獣医皮膚病学会の先生達にも判っていただけるよう論文等も考えて出す必要もあり、犬猫の除去食も世界中に販売されている、ロイヤルカナンやヒルズでは無いと世界の獣医師に通用しないのです。
獣医アトピーアレルギー免疫学会を創立した、増田獣医師は動物アレルギー検査センターを2004年位に創立されています。
2024年度のアレルギー検査の日本シェアは約8割!
アレルギーの数値であるIgEは即時型アレルギーです。IgE検査は人も犬猫も、世界中で検査されています。
この動物アレルギー検査のIgEは定量化されているのが特徴です。
もっとスゴイのが、遅延型アレルギーを測定するリンパ球検査を検査できるのは、日本の犬だけなのです。
人もまだ世界中でも検査出来ないのです!
獣医アトピー・アレルギー・免疫学会を創立した増田先生がされている動物アレルギー検査センターでは、
アレルゲンが一つしか入っていない
犬の療法食が3つあります
http://www.aacl.co.jp/product/index.html
当院は、色々やっても痒い犬
≒皮ふ専門医や認定医の先生達が診断されていても、というニュアンスを含ませています。
皮ふの診断としては、とても素晴らしいと感じるのですが、アレルギーに関して言えば、獣医アトピー・アレルギー・免疫学会の考え方を取り入れられて無いことが多いように感じることと、
実は皮ふの症状が歯科や耳等の感染から
免疫が、抑制されたり、当院調べでは犬の8割だと思われる外から判らないような歯周病や鼓膜辺りに感染している菌から炎症性サイトカインが出て、皮ふの状態を悪化させていると私は考えているので、皮ふ以外からトライしてみるのも必要では?と思っているからです
人でもこんな本が出ていて、私も2022年に動物医学臨床医学会で発表させていただいています
特に、アポキルやサイトポイントを使っている、ワン等は、転院されて治療してみると、、今の処、治療中以外はほぼ全部止めて貰えているので、そんなことを考えたりしています。
獣医皮膚病学会に入っておられ無い獣医師でも動物看護師さんでも、上記の先生達のセミナーをロイヤルカナンとかの企業協賛とかで無料で受講することも多かったりする状況があります。
有料のセミナーも獣医皮膚病学会の上記の先生達がされていたり、大きな動物病院と契約され、皮ふの専門科を担当されたりしておられます。
以上のようなことが、あることもあり
転院してきたワンちゃんのほとんどが、動物アレルギー検査センターの検査をされているのに、なぜか
ロイヤルカナンのアレルギーフードを
処方されていたり、動物アレルギー検査を、していても、獣医アトピー・アレルギー・免疫学会で、動物アレルギー検査の数値の読み方等は重点的学ぶのですが、ほとんどは入られていないこともあり、グローバル(国際的)でないとお話しされ、リンパ球検査のことは無視されたり、間違えて読まれ
ているように、感じます。
今日は、獣医アトピー・アレルギー・免疫学会を創立され動物アレルギー検査センターを創立された増田獣医師が新しい発見をされ、海外の学会で発表したとのことで、午後にその報告をして下さるとのことで、大変楽しみにして、東京までリアル参加しにきています。
https://www.saaivm.com/seminar/seminar-info.html