犬猫も、ここ1年歯や耳のビデオオトスコープへの理解が急速に深まったのか日々歯や耳の新規の方が来院するようになりました。
以前から、重症の歯や耳や皮ふは来院していたんだけど、今は仔犬や1歳からでも来院されるようになって
「麻酔は大丈夫でしょうか?」とも聞かれることが、グンと減りました。
麻酔が必須ということを、把握した来院されているのと、当院では血液検査や聴診等の基本チェックと、やってエコーレントゲンなので、心配な飼い主さんには高度医療センターで、CTやMRIや内視鏡検査を受けてきていただくんだけど、そんな知識も広まってきたからなのかな?と思っています。
新規と思った12歳のプードルの飼い主さんのお一人は、ナント私が15年前に治療した18歳の犬の飼い主さん。
その飼い主さんが、その新規の方のトリマーさんだったそうです。
その新規のワンちゃんは、顔が何回か腫れたらしいけど、数件の動物病院で「抗生物質で様子みましょう」と言われてたらしく、当院では良く聞く話しです
その方が困って、担当のトリマーさんに相談したら、歯の専門の先生をもっと捜した方が良いと言われて、教えて貰ったそうです。
それで数年、棒に振って転院して来られ、自分の知識の無さからですと泣く飼い主さんも多い
動物歯科は今でも、医学部と同じように、歯科の基礎カリキュラムは獣医大学ではやらないですし、
農水省も、教える人材が少ないと却下してるのが現状
私も、アメリカの獣医歯科専門医の先生達に出逢うまでは、歯科の知識は
歯の本数だけでした。
院長に教えられたとおり、超音波スケーラで歯石をとるのが、犬猫の歯の治療だと信じて疑いませんでした。
あと、乳歯残ってたらついでに抜いて、グラグラしてたら仕方なく抜いてと言う感じが普通でした。
飼い主さん達は、獣医さんの歯科の知識はあまりにも無いので、嘘をついてるワケでも無く、本気で様子見ましょうとか、血液データが悪いから歯科は出来ませんとか言われています。
技術が無いので出来ないと、ハッキリ言ってくれよ、と思うけど
獣医さんは、歯科に関しては判ら無過ぎて純粋に様子見るしかないと思っておられ、嘘をついてるワケでも無いので、飼い主さんも獣医師さんの悪口を言う方もほぼおられないのが現状なので、どうにも切ないです
なので紹介してくださるのは、やはり飼い主さん達の相談してるらしいトリマーさんやペットシッターさん達
ベテラン?!獣医師になって私が出来ることは、飼い主さんにそのことを知らせること。
そして、それを飼い主さんの中で拡めていくことをお願いすることがミッションと思っています
小さいことだけど、それがお世話になってきた飼い主さん達や犬猫達への、恩返しかなと思っています。
そのためには、又セミナーを開催していこうと思っています。
基礎の基礎のセミナーを、犬関係のグループや、飼い主さんの所属している犬種の中でやろうと思っています
以前は、患者さんが沢山来たらどうしよう!と妄想して心配していましたが、
キャパには制限があり、やれないものはやれないし、元からいた患者さんは優先だよ!と宣言しているので、無駄な心配はしない!と割り切りました。
さて、計画計画!
ご希望のワンの団体さんいたら、教えて下さいね♥