昨日は患者さんの麻酔処置が無かったので、当院の看板猫の16歳の菜子ちゃんの麻酔をしました

菜子は、昨年の今頃、肺に水が溜まり呼吸困難になりました。

その1年前も胸水が溜まり、水を抜いてから元気だったのですが、2回目でもあり、大阪のVR動物高度医療センターまで連れて行っても原因不明で。

肺の水を抜いてもらって、その細胞検査をしたのですが、腫瘍は見つからず

心臓のエコーや心電図でも、異常が無く。あれから、ゴールデンの仔犬が当院に来て、仔犬は耳が悪い可能性があるから、早期発見早期治療を!と仔犬を連れて帰った翌日、耳ビデオオトスコープで検査すると、感染が酷く

それから1年間、患者さんの予定が入って居ない時は、即そのゴールデンのクララに麻酔をかけて、耳にビデオオトスコープを入れて、洗浄治療をしていました。

2024年昨年の年末は、12月中旬から

抗菌剤を変えて、3日に1回麻酔をかけて耳洗浄をし、抗菌剤を6時間毎に投与したら、昨年末!やっと耳の感染が綺麗になりました!

夕方の診察が終わってからやったり、年末年始も患者さんが居ない間に麻酔をして、頑張りました。

その為、猫の菜子は、肺に水が溜まったし、心臓か肺に隠れた腫瘍があるのだろうということになり、麻酔も先延ばしになっていました。

1月に入り、本日麻酔の患者さんが居なかったのと、我が家の犬達も

一段落していたので、1年ぶりに16歳の菜子を血液検査して、レントゲンとエコー検査もして、歯と耳の治療もして、最後にまだ麻酔が覚めきってないうちに!

菜子の大嫌いなシャンプーをしました。

菜子は、私が過去飼ってきた猫の中で、一番シャンプーが嫌いです。

今まで飼ってきた猫は、実家でも沢山の猫がいて、父がホイホイ入浴させていたのも、見て来ましたし、私も楽に猫をシャンプーしていました。

なので、飼い主さん達が「猫のシャンプーだけは暴れるので勘弁して下さい!」とおっしゃるのを、何でシャンプー位いれられないのかな?

と思っていたのですが(汗

この菜子は、シャンプーすると、引っ掻くは噛み付くは蹴るわで、大騒ぎするのです。

なので、シャンプーは麻酔の終わりに、ふらふらしてる位の時に、するようにしていました。

猫のシャンプーって、こんなにも大変とは!

で、1年ぶりにシャンプーをしたら

ナント!スタッドテイルを起こして、尻尾の付け根の処が化膿していました。

あら!

こういうのをことわざでは、「紺屋の白袴」と言います。

顎ニキビは気がついていましたが毎日触っていたはずなのに!

可哀想に!

抗菌剤を投与して、3日に1回消毒シャンプーすることにしました。