尿閉塞の雄猫ちゃんが来られて、入院中です。

当院は、尿検査も猫ちゃん達によくお勧めするように
なってからなる猫が激減してきるのですが、
この猫ちゃんは、ほんと久々の来院!

二日間以上おしっこが出ていない様子で、
腎臓と肝臓の数値が、とても悪く
入院して、点滴や尿の管理が必要です。

しかも、外に出ていないとおっしゃるのに、
ノミも!
多分ご家族の出入りの時に、ひっついてきたのかも?

エコーとレントゲンで、膀胱結石もありました。

良くある勘違いに、結石予防のフードをたべさせていれば大丈夫と思っている飼い主さん。
あれは、病院食でもストらバイト結晶の予防に絶対になるわけではありませんし、6歳過ぎると
ストらバイト結晶以外の結晶が増えてくるとの
報告もあります。

しかも結石には、フードだけが原因では無いのが
ほとんどなんです。

その予防方法は?!
先日やった猫まみれセミナーでも、色々やりました。
9月〜10月には、DVDとして当院の通販やアマゾン販売する予定ですので、ぜひ見てくださいね!

動画は、その猫ちゃんの膀胱のエコーと、
出た血尿です。
麻酔をかけてカテーテルをペニスにいれて、
詰まった結石や結晶を生理食塩水でフラッシュ
て、おしっこが出るようになりました。
毎日点滴と膀胱洗浄を入院してやっています。

今後、膀胱カテーテルを外しても、膀胱にある小さな結石がつまらないかということが心配です。
食欲は今日から自分で食べてくれるようになりました。

ねこの飼い主さん達、尿検査とノミとフィラリア予防、外出しなくても、よろしくお願いしますね!