本日お休み。
(と言っても 夕方継続の子の診察ありますけれど)

ここ最近おしっこが出なくなって、膀胱も手術して
尿カテーテル入れて、点滴してる猫さんが入院していたので
一ヶ月くらい入院が途切れなかったのですが、
やっと退院出来て今日は誰もいません。

(私が大学に行っている時は ほかの獣医師にお願いしていきました。)

猫ちゃんは 私に懐いてくれ食欲もあったのですが、
見るとゴロゴロふみふみ寄って来てくれるのは嬉しいノですが、その度に2本のカテーテルが絡まって 絡まって その度にほどいて。
おしっこのカテーテルが切れたら、命綱なのでひやひやしていました。

尿道が炎症で細くなってしまったので、カテーテルを膀胱から入れないといけない位になっていて、あけると膀胱は膿みでみちていました。私の人生初の酷さでした。
それでも、手術もうまくいって元気になったノですか
昨日はカテーテルを外して、それで自分で おしっこが
出せるかドキドキして朝から見守っていました。
すると トイレに結構なおしっこが!
今 尿道を緩めるお薬と、膀胱を収縮させる薬を飲み始めたので、おしっこがトイレ以外でも出てしまうようですが
これで出なければ、ペニスを切除して尿道を作るしかないなと思っていたのですが、とりあえずほっとしました。

患者の皆さん、元気でいてねって日々真剣に祈っています。

病院は皆が病気になるから実際、仕事になるんだけど、
私は歯のケアが特に好きなので、そこで基本やっていけるのでそれ以外は病気にならないよう、当院の患者さん達の飼い主さんには怪我や事故、病気の予防を頑張って貰っています。

過去、猫の緊急入院のトップはおしっこが詰まることによる
腎不全。

特に猫は尿検査はマストアイテム。

最近は、ネットで結石予防のフードが買えるからと、
それで安心しておられるようです。

フードはストラバイトの結石の予防だけ。

結石はそのほかに沢山ありますし、フードで完全に予防できるわけでも絶対ない。

逆に最近は世界的にそれ以外のほうが 
ずっと深刻な病気になっています。

しかも結石以外の膀胱炎や腎不全を 混同しておられるようす。
それぞれ成り立ちが色々ある病気だし、それ以外の原因でなる膀胱炎は沢山あります。

(そんなことが 猫まセミナーには満載てすので、DVDになったら皆さん買って下さいね~(=^..^=)ミャー)

ネットみて考えても答え=診断名は判るわけないのと、最近では飼い主さんネットなどから得た、間違った知識を修正するのに かなーり診察の時間が取られてしまって残念です。

私がなんの為に 学会に行ったり勉強しているのでしょうか?
私たち獣医師も、ネットだけでも 学会のセミナーも受けられる時代
雑誌も沢山でているんです。

でも獣医学の本さえも,活字になるまでには時間がかかりすぎて
古ーい知識になってたり,獣医師みなが納得するレベルの論文になるまでに長い期間も必要です。

特に大切なのが、その講師がセミナーで前では話せなかったり、
本に書けないレベルの症例や、学会やセミナをに出席されている
沢山獣医師仲間との2次会の席で聞けた症例に、
治療に苦慮する動物達の病気のヒントがあったり 解決策があったりするので、休むと病院を閉めるので収入も減ってしまうのに
仕事を休んでまで行っているんです。

講師や他の先生達と沢山話しができる、休み時間2次会こそ 価値があるとまで思っています。
(お酒は私はほとんど飲まないですから(^_^;))

獣医師の方が書かれていることでも、どこの学会に所属して何の勉強をしてるとか どこでどれくらい勉強されたのかなと?知ってから記事を読むか決めていたりします。

獣医でも 情報には気を付けているので、
飼い主さんにはネットで変に勉強する位なら、
しっかり猫を観察して情報を沢山ほしいです。

ご自分でも なんだか胃の調子がわるいとか、便のでがいまひとつとか、めまいが少しするとかで、なんとなく食欲不振になることもあると 思いますが、ねこはそれさえも判らず、食欲がすっかりなくなってから来院だったりするので、結構来た時にはひどくなっています。

だから あれ?ちょっと変あたりで軌道修正できたら 楽なんです。尿くらいは こまめに検査できるようにして
毎回 血液検査も猫は 採血も大変だから
ホントに必要でないとしないので 安心して下さい。

確定診断には 人と同じく血液検査くらいではわからないのでCTやMRI,内視鏡が必要なのですが 麻酔が必要なのと当院では高度医療センターに頼むしかありません。

脱水とか 便秘とかちいさな事を治すのが 長く元気に息させるこつなんです。

あと とても多い質問がこの治療は いつまで続くのか聞かれることです。

1回1回そのこの、様子を飼い主さんに聞いたり診察しながらが答えです。
猫は特にビョウインで症状が判らないこが多いので、飼い主さんの観察命です。
また動物は飼い主さんが、治療しないとなったら 悲しいかなそれで終わりなのです。

なにはともあれ、皆さんが元気でいてくれたら私やスタッフが 夜や休みにきちんと休めます。(^_^;)
きちんとリフレッシュできたら病気を探る勘も 
手術の精度も あがるはず
(午前の診察は11時半まで、午後の診察は6時半受付終了もその為です)

猫の飼い主の皆さん、ワクチンうつうたないは色々考えもアルでしょうが、とりあえず年に2回は私の前につれてきてたべていても健康診断に来て下さいね。

皆元気になーれ!