私のところに、お口の治療に来られた方は
①歯科研究会レベル4の資格がある
②ネットの情報を探した
③セミナーに参加したか、その方の紹介
です。
さて、①の資格は左上の物。
2002年に小動物歯科研究会で取りました。ナンバーが10なので、この会では10番目ってことになります。随分前になります。
レベル4は確か、歯の神経を抜いて詰め物をしたり、簡単な矯正法のトレーニングだったと思いますが、それを受けて学会発表すれば貰える仕組みになっています。

獣医大学は6年ありますが、人の医学部と同じで日本に獣医歯学部は無い為、歯の授業は今も無いそうです(今は母校も含めた二校だけ一単位認められているそうですが)
その為、私も大学を卒業したての頃は、犬猫の歯は強く虫歯もほぼ無くて、犬猫は歯が無くても大丈夫らしい!と先輩から聞いたくらいの知識だったのです(汗)
その為当時は、歯石の付き方を見て、歯石の取り方を勤務先の院長に習い(汗)
何かで麻酔をかけるついでに歯石取りをしていました。

その為私も卒業してから歯科の基礎や口腔外科を一から学ばせていただきましたし、今もまだまだ勉強中です。
実はこの歯科研究会に入る前から、他の動物の口腔外科等の勉強会に20年位前から参加させていただいていました。
そして最近では、有難いことにこんな終了証書を(下2つ)出して下さるようになりました。これは私の大切な宝物です。

最近はそちらがメインで、歯科研究会には参加しなくなってしまっていましたが、3月25日土曜午後〜26日日曜は、尊敬するアメリカの獣医歯科の先生が来日講演をされるのと、20周年記念大会とのことなので、久々に参加して参ります。
アメリカの歯科学会で、専門医以外でも参加できるトレーニングコースも総て参加してみましたが、すればする程、日々歯周病や口腔外科の難しさと怖さを実感する日々で一生修行中です。

ですから、当院以外の飼い主さん達に「歯がそんなに綺麗なのに、なんで麻酔までかけて綺麗にするの、過保護じゃないの?」なーんて当院の飼い主さんが言われるんです、普通のことなのに、なんて答えたら良いのですか?と言いつつ来て下さるので、今年は歯のセミナー等を頑張ろう!と思っています。
というワケで、3月17日金曜夜6時半から10時までと、21日春分の日朝9時半から12時は両日、簡単な歯のセミナーもやろうと思います。詳しいスケジュールは、ホームページかフェイスブックページにてお知らせしますね。
(当院の患者さん以外で歯科治療をご希望の方は、歯科カウンセリングを受けていただき、基本を理解していただいた上で治療させていただくようにしていますが、歯のセミナー参加の方は除外可能)
理想は、酷くならない子犬子猫のうちからお口のチェックをさせていただくことです。
人なら小児歯科ですね。

実は私は、25年位前から躾の資格(右上)も持っています。インストラクター一期生です。
躾の技術としては?かもですが、獣医の仕事には
バッチリ役に立ってくれているような。

犬猫の問題行動カウンセラー歴は約20年。

その為、乳歯が生えた時から小児の歯科検診しつつ、訓練や行動の相談を診察中にさせていただいていますので最強の組み合わせかも?
子犬子猫さんは、一日も早く来てみてくださいU^ェ^U(=^x^=)