獣医大学では歯の授業が無かったことと、基本的に単位として
授業自体がないことは今も代わらないということを前回お話ししました。

大学を卒業して、勤務獣医師として働いているうちに
歯や口のの悪い動物は日々遭遇していました。

〇エイズだと診断され、口が痛くて2週間位効く
ステロイドを注射して やっと食べる猫

〇上の犬歯が抜けて そこから鼻に穴が開いてしまって
たべたのが鼻にはいってしまう プードル

今なら、その猫はステロイドを使わずエイズ=免疫不全の診断が出て居ても
きちんと歯周病の治療をして、脱水をコントロールして
元気にさせてあげ、
プードルは歯周病を治療し 口から鼻へのの穴も閉じてあげられたとおもいますが
当時のはどこにもそんな本もなく、勉強会もなく
私には何の知識も技術もありませんでした。

そんな中
偶然アメリカの獣医歯科専門医の先生の講義をうけることが
ありました。
これなら、あの鼻の穴が閉じてあげられる!
あの猫も助けてあげられる!

動物の歯や口の治療はこうやるのか!

目から鱗で驚愕し電気が走る位だったことを
今でもおぼえています。

でもその先生は、その後日本に来られなくなり
私の歯に対する情熱の炎(おおげさですね)は
くすぶっておりました。

そこから どうなったかは また

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