歯周病や虫歯は細菌感染だっていいましたね。

でも、もちろん風邪などのようにクシャミやタオルなどを介してうつるわけではないので

ご安心を!

さて歯周病というのは歯肉炎と歯周炎というのがあると以前書きましたなんだかわかんないですね。

歯肉炎っていうのは皆さんが歯茎という部分です読破はどこに生えていますかとお聞きすると歯茎と答えた方もいらっしゃいます。

歯肉=歯茎は実は骨を守っているクッションの役割と思って下さい。

歯は歯茎ではなくて骨にしっかり根っこを張って立っています一本の歯の根か1本のもあれば2本のもあるし三本だったりします。

では歯周病菌はどんな風にして存在しているかというと、

プラークというネバネバした菌の塊を付くって,歯の周りにまとわりついています。

ぬるぬるの菌が他にあるとしたら、台所やお風呂のヌメヌメです。

ですからスポンジだけではそのヌメヌメが届かないところもあったりまたはスポンジの中にもその菌が入り込んでしまってスポンジが臭いなんてこともありますよね。

だから歯ブラシも衛生的にしておかないといけませんし、

歯みがき作用があると銘打ってる、犬のロープなんてのも実は不衛生なんです。

例えば台所やお風呂場ならば殺菌洗浄剤をつけて消毒してしまいます。

ゴシゴシ磨くだけではそのぬめぬめは取れないまたは取ったつもりでもその小さな傷とか入り込んでいることがイメージできるんではないでしょうか。

朝とか磨き方が悪いと歯の表面がネバネバしたり、なんだか臭うなんて時は磨き残した菌があ増えているのです。

ですからハミと言っても普通のあの宣伝によくあるような普通の歯ブラシだけでは歯と歯の間や歯ブラシも入らないような細いところはポイント歯ブラシやデンタルフロスなどを使って行っても磨き残しがあるのではないかというのは容易に想像がつくのではないでしょうか。

しかもあの歯のぬるぬるは、なんと便の10倍の細菌が入っているそうです。

そのぬるぬるの細菌の塊が歯肉=歯茎に接して炎症をおこして赤くなるのが歯肉炎です。

先日ご紹介した、歯科衛生士の豊山とえこさんにお聞きしたところでは、元々ホワイトニングというのは今では歯を白くするイメージですが元々はマウスピースを使って歯を殺菌消毒する為の治療として開発されたものだそうです。

そして歯周炎は 歯を支えている歯の根にある骨や歯をつつんでいる歯根膜に

歯にそって、特に空気を嫌う菌が、歯からその細菌の塊であるぬるぬるした菌、しかも空気の嫌いな骨を溶かすような力を持った菌などが歯の根っこまで入り込み、歯の周りの骨やし歯根膜に感染し、腐らせてガスを出すことで、臭ーい息ができたりするのです。

犬やネコを飼っている方。

例えお口をのぞいて歯石が沢山ついていても、“もう手遅れだ!“って諦めないで下さい

歯石が沢山あっても、歯肉炎くらいで歯周病に全然なっていない犬やネコを沢山みてきました!

歯石は、人間も犬ねこも3日も歯みがきをしていないと、唾液の成分と反応して

硬い歯石になってしまうだけです。

歯石があることでその下のプラーク(菌の巣)は歯みがきなどで取れなくなるので困りますが、その人や犬ねこが、親などが歯周病菌をもっていて、そこから歯周病菌を貰っているかとか、その人間やいぬねこの免疫力や唾液の量や歯みがきの出来不出来などでも歯周病になるかどうかは決まってきます。

去年当院でやった猫さんは、なんと20才でした。

16才で歯石が沢山ついていて食慾がなく来院されてから、元気値なって当院に通って下さっていたのですが、麻酔をかけると死ぬのでは?と麻酔をして歯の検査や治療をされなかったのです。

20才になって,当院のホームページが猫の歯や耳について詳しく書くようにてったら、

“先生、猫の歯や耳って大切なんですね~”と言われ、20才になって初めて歯や耳の検査や治療をされたのです。

その猫ちゃんは、分厚い歯石をとってみたら、なんと歯肉炎だけで歯周炎には全然なっておらず、はみ出す位ついていた歯石がなくなって口を気にしなくなってかった~とおっゃって下さいました。

私の説得より、ホームページの威力ってスゴインだなーとがっかりした

件でもありました。

今のその猫ちゃんは、21才で残念ながら顎の癌で現在、治療中ですが

口の検査やケアの為に先日も麻酔をかけてケアしました。

今日やった歯のダックスさんは、年に2~3回歯と耳の内視鏡検査&治療をやっています。

このワンちゃんは、歯の折れた場所を修復したり、悪くなった歯周病の歯を、

抜かないで良いようにGTRという組織誘導法で骨の再生治療もやったこともアリます。

歯周病は悪くなった=抜歯!ではないンてすよ!

私は、そんな治療も日々やっていますから、安心して下さいね!

その件は、また後日!